25.3.2.2. LCS デバイスの永続的な追加
cio_ignore は永続的なデバイス設定に対して透過的に処理されるため、無視する一覧からデバイスを手動で解放する必要はありません。
LCS デバイスを永続的に追加するには、以下の手順に従います。
ifcfg-ethn
のような名前で、/etc/sysconfig/network-scripts/
のファイルとして設定スクリプトを作成します。n は、0
で始まる整数です。このファイルは以下のようになります。/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 # IBM LCS DEVICE=eth0 BOOTPROTO=static IPADDR=10.12.20.136 NETMASK=255.255.255.0 ONBOOT=yes NETTYPE=lcs SUBCHANNELS=0.0.09a0,0.0.09a1 PORTNAME=0 OPTIONS='' TYPE=Ethernet
PORTNAME
の値を変更し、使用する LCS ポート番号 (portno
) を反映させます。任意のOPTIONS
パラメーターに、有効な lcs sysfs 属性とその値を追加できます。構文については、「qeth デバイスの永続的な追加」 を参照してください。DEVICE
パラメーターを以下のように設定します。DEVICE=ethn
- ifup コマンドを実行してデバイスをアクティベートします。
# ifup ethn
ifcfg
ファイルへの変更はシステムの再起動後にのみ反映されます。以下のコマンドを実行することで、ネットワークチャネル用の ifcfg
ファイルのアクティベーションを開始することができます。
- cio_ignore コマンドを使用して、無視されるデバイスの一覧から LCS デバイスアダプターを削除し、Linux から見えるようにします。
# cio_ignore -r read_device_bus_id,write_device_bus_id
read_device_bus_id と write_device_bus_id は、LCS デバイスのデバイス ID で置き換えます。以下に例を示します。# cio_ignore -r 0.0.09a0,0.0.09a1
- 次に変更をアクティベートする uevent を開始します。
echo add > /sys/bus/ccw/devices/read-channel/uevent
以下に例を示します。echo add > /sys/bus/ccw/devices/0.0.09a0/uevent