16.12. ストレージデバイスの割り当て
ストレージデバイス選択画面で複数のストレージデバイスを選択した場合( 「ストレージデバイス」を参照)、anaconda は、オペレーティングシステムのインストールに使用できるデバイスの選択を要求します。また、データストレージのためにファイルシステムにのみアタッチする必要があります。1 つのストレージデバイスのみを選択した場合、anaconda はこの画面を表示しません。
インストール時に、ここで識別するデバイスはファイルシステムの一部としてのみマウントされますが、パーティション化やフォーマットは行われません。
図16.33 ストレージデバイスの割り当て
[D]
画面は 2 つのペインに分割されます。左側のペインには、データストレージのみに使用されるデバイスの一覧が含まれます。右側のペインには、オペレーティングシステムのインストールに使用できるデバイスの一覧が含まれます。
各リストには、デバイスの識別に役立つデバイスに関する情報が含まれています。アイコンが付いた小さなドロップダウンメニューは、列見出しの右側にあります。このメニューでは、各デバイスに表示されるデータの種類を選択できます。提示される情報量を縮小または拡張すると、特定のデバイスの特定に役立ちます。
デバイスをクリックしてから、データストレージデバイスの一覧に移動するか、右向き矢印でラベルが付いたボタンを、オペレーティングシステムのインストールに使用できるデバイスの一覧に移動すると、デバイスをあるリストから別のリストから移動します。
インストールターゲットとして利用可能なデバイスのリストには、各デバイスの横にラジオボタンも含まれます。このラジオボタンを使用して、システムのブートデバイスとして使用するデバイスを指定します。
重要
ストレージデバイスに、Red Hat Enterprise Linux ブートローダーをチェーンロードするブートローダーが含まれている場合は、インストールターゲットデバイス にそのストレージデバイスを含めます。Install Target Devices として識別するストレージデバイスは、ブートローダーの設定時に anaconda に表示されたままになります。
この画面で Install Target Devices として識別するストレージデバイスは、パーティション設定画面で Use All Space オプションを選択していない限り、インストールプロセスにより自動的に消去されません( 「ディスクパーティション設定」を参照してください)。
インストールに使用するデバイスの特定が終了したら、
をクリックして続行します。