6.4. デフォルトマッピングの変更


Red Hat Enterprise Linux 6 では、Linux ユーザーはデフォルトで SELinux __default__ ログインにマッピングされます (このログインは、SELinux unconfined_u ユーザーにマッピングされます)。新規 Linux ユーザーの場合で特に SELinux ユーザーにマッピングされておらず、デフォルトで制限をかけたい場合、デフォルトマッピングを semanage login コマンドで変更します。
例えば以下のように、Linux root ユーザーでデフォルトマッピングを unconfined_u から user_u に変更します。
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~]# semanage login -m -S targeted -s "user_u" -r s0 __default__
Linux root で semanage login -l コマンドを実行し、__default__ ログインが user_u にマッピングされていることを確認します。
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~]# semanage login -l

Login Name                SELinux User              MLS/MCS Range

__default__               user_u                    s0
root                      unconfined_u              s0-s0:c0.c1023
system_u                  system_u                  s0-s0:c0.c1023
新規 Linux ユーザーが作成され、SELinux ユーザーが特定されていない場合、もしくは既存の Linux ユーザーがログインし semanage login -l 出力からの特定のエントリーに適合しない場合、__default__ ログインの場合のように user_u にマッピングされます。
デフォルトの動作に戻すには、Linux root ユーザーで以下のコマンドを実行して __default__ ログインを SELinux unconfined_u ユーザーにマッピングします。
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~]# semanage login -m -S targeted -s "unconfined_u" -r s0-s0:c0.c1023 __default__
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