4.3.2.2. ローカルの Xen 仮想マシンの変換
仮想マシンの XML がローカルで使用可能で、その XML で参照されているストレージがローカルで同じパスを使用してアクセスできる状態であることを確認してください。
XML ファイルから仮想マシンを変換するには、以下のコマンドを実行します。
virt-v2v -i libvirtxml -o rhev -os storage.example.com:/exportdomain --network rhevm guest_name.xml
virt-v2v -i libvirtxml -o rhev -os storage.example.com:/exportdomain --network rhevm guest_name.xml
storage.example.com:/exportdomain
の箇所には、エクスポートストレージドメインを、rhevm
の箇所には、変換された仮想マシンのネットワーク接続先となる、ローカルで管理されるネットワークを指定し、guest_name.xml
は、仮想マシンのエクスポートされた xml へのパスに置き換えます。
また、仮想マシンにネットワークインターフェースが 1 つしかない場合には、
--bridge
パラメーターを使用して、ローカルで管理されているネットワークに接続することもできます。仮想マシンに複数のネットワークインターフェースがある場合は、/etc/virt-v2v.conf
を編集して全インターフェースのネットワークマッピングを指定します。
実行中の Xen ハイパーバイザーから仮想マシンを変換するには、以下のコマンドを実行します。
virt-v2v -ic xen:/// -o rhev -os storage.example.com:/exportdomain --network rhevm guest_name
virt-v2v -ic xen:/// -o rhev -os storage.example.com:/exportdomain --network rhevm guest_name
storage.example.com:/exportdomain
の箇所には、エクスポートストレージドメインを、rhevm
の箇所には、変換された仮想マシンのネットワーク接続先となる、ローカルで管理されるネットワークを指定し、guest_name は、Xen 仮想マシンの名前に置き換えます。
また、仮想マシンにネットワークインターフェースが 1 つしかない場合には、
--bridge
パラメーターを使用して、ローカルで管理されているネットワークに接続することもできます。仮想マシンに複数のネットワークインターフェースがある場合は、/etc/virt-v2v.conf
を編集して全インターフェースのネットワークマッピングを指定します。
ゲストが Xen 準仮想化カーネル (
kernel-xen
や kernel-xenU
などの名前で呼ばれている可能性がある) を使用している場合、virt-v2v
は変換プロセス中に新規カーネルのインストールを試みます。Xen カーネルと並行して、名前にハイパーバイザーを参照しない通常のカーネルを変換前にインストールしておくと、この要件を回避することができます。Xen は、新規インストールされるこのカーネルを起動しないので、デフォルトのカーネルにすべきではありません。virt-v2v
は変換中にこのカーネルをデフォルトにします。