10.3. Windows インストール時のドライバーのインストール
手順10.3 Windows インストール時の virtio ドライバーのインストール
virtio-win パッケージのインストール
以下のコマンドを使用して、virtio-win パッケージをインストールします。# yum install virtio-win
ゲスト仮想マシンの作成
重要仮想マシンを起動せずに、通常通り仮想マシンを作成します。以下の手順のいずれかに従ってください。以下の いずれか のゲスト作成方法を選択し、手順に従います。virsh を使用したゲスト仮想マシンの作成
この方法では、インストール 前 に virtio ドライバーフロッピーディスクを Windows ゲストに割り当てます。virsh を使用して XML 定義ファイルから仮想マシンを作成する場合は、 virsh create コマンドではなく、virsh define コマンドを使用します。- 仮想マシンを作成しますが、起動しません。virsh コマンドで仮想マシンを作成する方法は、『Red Hat Enterprise Linux Virtualization Administration Guide』 を参照してください。
- virsh コマンドを使用して、ドライバーディスクを仮想化フロッピーディスクとして追加します。この例では、ゲスト仮想マシンに仮想化されたフロッピーデバイスがない場合はコピーおよび使用できます。vm_name は仮想マシンの名前に置き換える必要があることに注意してください。
# virsh attach-disk vm_name /usr/share/virtio-win/virtio-win.vfd fda --type floppy
ステップ 3 に進むことができます。
virt-manager を使用してゲスト仮想マシンを作成し、ディスクタイプを変更します。
- virt-manager ゲスト作成ウィザードの最後のステップで、Customize configuration before install チェックボックスをオンにします。
図10.16 virt-manager ゲスト作成ウィザード
Add Hardware ウィザードを開きます。
新しいパネルの左下にあるボタンをクリックします。ストレージデバイスの選択
ストレージ は、ハードウェアタイプ 一覧でのデフォルト選択です。図10.17 Add new virtual hardware ウィザード
Select managed or other existing storage ラジオボタンが選択されていることを確認します。 をクリックします。図10.18 管理ストレージまたは既存のストレージを選択
表示された新しいウィンドウで、Browse Local をクリックします。/usr/share/virtio-win/virtio-win.vfd
に移動し、 をクリックして確定します。Device type を Floppy disk に変更し、 をクリックして続行します。図10.19 デバイスタイプの変更
設定の確認
デバイス設定を確認します。図10.20 仮想マシンのハードウェア情報ウィンドウ
これで、仮想マシンがアクセスできるリムーバブルデバイスが作成されました。ハードディスクの種類を変更する
ハードディスクタイプを IDE ディスクから Virtio Disk に変更するには、最初に既存のハードディスクである Disk 1 を削除する必要があります。ディスクを選択し、ボタンをクリックします。図10.21 仮想マシンのハードウェア情報ウィンドウ
Add Hardware をクリックして、新しい仮想ストレージデバイスを追加します。次に、Device type を IDE ディスク から Virtio Disk に変更します。 をクリックして操作を確認します。図10.22 仮想マシンのハードウェア情報ウィンドウ
設定が正しいことを確認します。
VirtIO Disk 1 の設定を確認します。図10.23 仮想マシンのハードウェア情報ウィンドウ
設定の詳細が適切であれば インストールの開始 ボタンをクリック します。ステップ 3 に進むことができます。
virt-install を使用したゲスト仮想マシンの作成
virt-install コマンドを使用してドライバーディスクをインストールに追加するには、以下のパラメーターを以下のように完全に追加します。--disk path=/usr/share/virtio-win/virtio-win.vfd,device=floppy
重要追加するデバイスがディスク
(フロッピー
またはcdrom
ではなく)の場合は、以下のように--disk
パラメーターの最後にbus=virtio
オプションを追加する必要があります。--disk path=/usr/share/virtio-win/virtio-win.vfd,device=disk,bus=virtio
インストールする Windows のバージョンに応じて、以下のいずれかのオプションを virt-install コマンドに追加します。--os-variant win2k3
--os-variant win7
ステップ 3 に進むことができます。
ドライバーインストールの追加手順
インストール時に、Windows ゲストのタイプに応じて、ドライバーをインストールするために追加の手順が必要です。Windows Server 2003
インストール Blue 画面がサードパーティーのドライバー用に F6 を繰り返し押す前。図10.24 Windows 設定画面
S を押して、追加のデバイスドライバーをインストールします。図10.25 Windows 設定画面
図10.26 Windows 設定画面
Enter を押して、インストールを続行します。Windows Server 2008
Windows Server 2003 でも同じ手順に従いますが、インストーラーがドライバーを要求されたら、Load Driver をクリックし、インストーラーにA のドライブをポイントし
て、ゲストオペレーティングシステムとアーキテクチャーに適したドライバーを選択します。