第59章 インストールおよび起動
HTTPS キックスタートソースからインストールする場合、FIPS モードはサポートされない
インストールイメージは、HTTPS キックスタートソースを使用したインストール中の FIPS モードをサポートしていません。そのため、現在、コマンドラインに追加された fips=1 および inst.ks=https://<location>/ks.cfg オプションを使用してシステムをインストールすることはできません。(BZ#1341280)
UEFI および IPv6 を使用した PXE ブートは、オペレーティングシステム選択メニューの代わりに GRUB2
シェルを表示します。
UEFI および IPv6 で設定したクライアントで
Pre-Boot Execution Environment (PXE)
を起動すると、/boot/grub/grub.cfg
ファイルに設定したブートメニューは表示されません。タイムアウトすると、設定したオペレーティングシステム選択メニューの代わりに GRUB2
シェルが表示されます。(BZ#1154226)
英数字以外の文字で driverdisk パーティションを指定すると、無効な出力キックスタートファイルが生成されます
Anaconda
インストーラーを使用して Red Hat Enterprise Linux をインストールする場合は、キックスタートファイルにドライバーディスクを含むパーティションへのパスを含めることで、ドライバーディスクを追加できます。現在、英数字以外の文字を含む LABEL または CDLABEL でパーティションを指定すると、次のようになります。
driverdisk "CDLABEL=Fedora 23 x86_64:/path/to/rpm"
Anaconda
のインストール時に作成された出力キックスタートファイルには、誤った情報が含まれます。この問題を回避するには、LABEL または CDLABEL でパーティションを指定する際に、英数字のみを使用してください。(BZ#1452770)
Scientific Computing
バリアントには、特定のセキュリティープロファイルに必要なパッケージがありません
コンピュートノードとも呼ばれる
Red Hat Enterprise Linux for Scientific Computing
バリアントをインストールする場合は、他のバリアントのインストールプロセスと同様のセキュリティープロファイルを選択できます。ただし、このバリアントは最小限であることが意図されているため、米国政府の設定ベースラインなどの特定のプロファイルに必要なパッケージがありません。このプロファイルを選択すると、一部のパッケージが欠落していることを示す警告が表示されます。
警告により、パッケージが欠落している場合でもインストールを続行できます。これを使用して、問題を回避できます。インストールは正常に完了しますが、警告されたにもかかわらず、システムをインストールし、インストール後にセキュリティースキャンを実行しようとすると、これらのパッケージがないためにスキャンが失敗したと報告されることに注意してください。この動作は想定されています。(BZ#1462647)