5.2. オンラインのマルチパスデバイスのサイズ変更
オンラインのマルチパスデバイスのサイズを変更する必要がある場合は、以下の手順に従ってください。
- 物理デバイスのサイズを変更します。
- 次のコマンドを実行して、LUN へのパスを検索します。
#
multipath -l
- パスのサイズを変更します。SCSI デバイスの場合、デバイスの
rescan
ファイルに 1 と書き込むと、SCSI ドライバーによる再スキャンが行われます。以下にコマンドの例を示します。#
echo 1 > /sys/block/path_device/device/rescan
各パスデバイスに対してこのコマンドを実行します。たとえば、パスデバイスがsda
、sdb
、sde
、およびsdf
の場合は、次のコマンドを実行します。#
echo 1 > /sys/block/sda/device/rescan
#echo 1 > /sys/block/sdb/device/rescan
#echo 1 > /sys/block/sde/device/rescan
#echo 1 > /sys/block/sdf/device/rescan
- multipathd resize コマンドを実行して、マルチパスデバイスのサイズを変更します。
#
multipathd resize map multipath_device
- ファイルシステムのサイズを変更します (LVM または DOS のパーティションが使用されていないことを前提とします)。
#
resize2fs /dev/mapper/mpatha