1.4. Web コンソールへのログイン
ここでは、システムユーザー名およびパスワードを使用して、RHEL Web コンソールへ最初にログインする方法を説明します。
前提条件
以下のブラウザーのいずれかを使用して、Web コンソールを開いている。
- Mozilla Firefox 52 以降
- Google Chrome 57 以降
- Microsoft Edge 16 以降
システムユーザーアカウントの認証情報
RHEL Web コンソールは、
/etc/pam.d/cockpit
にある特定の PAM スタックを使用します。PAM を使用した認証では、システムのローカルアカウントのユーザー名およびパスワードを使用してログインできます。
手順
Web ブラウザーで Web コンソールを開きます。
-
ローカルの場合 -
https://localhost:9090
-
リモートでサーバーのホスト名を使用する場合 -
https://example.com:9090
リモートでサーバーの IP アドレスを使用する場合 -
https://192.0.2.2:9090
自己署名証明書を使用する場合は、ブラウザーに警告が表示されます。証明書を確認し、セキュリティー例外を許可してから、ログインを続行します。
コンソールは
/etc/cockpit/ws-certs.d
ディレクトリーから証明書をロードし、アルファベット順で最後となる.cert
拡張子のファイルを使用します。セキュリティーの例外を承認しなくてもすむように、認証局 (CA) が署名した証明書をインストールします。
-
ローカルの場合 -
ログイン画面で、システムユーザー名とパスワードを入力します。
必要に応じて、特権タスクにパスワードを再使用する オプションをクリックします。
ログインに使用するユーザーアカウントに sudo 権限がある場合は、ソフトウェアのインストールや SELinux の設定など、Web コンソールで権限が必要となるタスクを実行できます。
- ログイン をクリックします。
認証に成功すると、RHEL Web コンソールインターフェイスが開きます。
関連情報
- SSL 証明書については、RHEL システム管理者ガイドの 証明書とセキュリティーの概要 をご覧ください。