2.14. pqos
intel-cmt-cat パッケージから利用可能な pqos ユーティリティーを使用すると、最近の Intel プロセッサーで CPU キャッシュとメモリー帯域幅を監視および制御できます。これは、ワークロードの分離や、マルチテナントデプロイメントでのパフォーマンス決定の向上に使用することができます。
リソースディレクターテクノロジー (RDT) 機能セットから以下のプロセッサー機能を公開します。
- モニタリング
- Cache Monitoring Technology (CMT) を使用した Last Level Cache (LLC) の使用状況と競合の監視
- メモリー帯域幅監視 (MBM) テクノロジーを使用したスレッドごとのメモリー帯域幅監視
- 割り当て
- キャッシュアロケーションテクノロジー (CAT) を使用した、特定のスレッドおよびプロセスに使用できる LLC スペースの量の制御
- コードおよびデータ優先度 (CDP) テクノロジーを使用した LLC でのコードおよび配置の制御
以下のコマンドを使用して、システムでサポートされる RDT 機能をリストし、現在の RDT 設定を表示します。
#
pqos --show --verbose
関連情報
- pqos の使用に関する詳細は、pqos(8) の man ページを参照してください。
- CMT、MBM、CAT、および CDP プロセッサー機能の詳細は、Intel の公式ドキュメントインテル® リソース・ディレクター・テクノロジー (インテル® RDT)を参照してください。