3.4. virt-manager を使用した SecureBoot Red Hat Enterprise Linux 7 ゲストの作成
この手順では、ローカルに保存されているインストール用 DVD や DVD イメージを使って SecureBoot Red Hat Enterprise Linux 7 のゲスト仮想マシンを作成する方法を説明します。Red Hat Enterprise Linux 7 の DVD イメージは、Red Hat カスタマーポータル から入手できます。
SecureBoot 機能により、仮想マシンが暗号化で署名された OS を実行していることを確認できます。マルウェアが仮想マシンのゲスト OS を変更すると、SecureBoot により仮想マシンが起動しなくなり、ホストのマシンにマルウェアが広がらないようになります。
手順3.1 ローカルインストールメディアを使用する virt-manager を使用した SecureBoot Red Hat Enterprise Linux 7 ゲスト仮想マシンの作成
- virt-manager を使用した Red Hat Enterprise Linux 7 ゲストの作成の手順 1 から 6 を実行します。
名前を付けて最終設定を行います。
仮想マシンに名前を付けます。仮想マシン名には、文字、数字、およびアンダースコア (_
)、ピリオド (.
)、およびハイフン (-
) を含めることができます。仮想マシンを移行するには、仮想マシンの名前は一意でなければならず、数字のみの名前は使用できません。デフォルトで、仮想マシンは 'default' というネットワークの Network Address Translation (NAT) を使用して作成されます。ネットワークの選択を変更するには、Network selection
をクリックしてホストデバイスとソースモードを選択します。図3.1 設定の確認
仮想マシンのハードウェアをさらに設定する場合は、のチェックボックスにチェックを入れ、ゲストのストレージまたはネットワークデバイスを変更するか、準仮想化 (virtio) ドライバーを使用するか、デバイスを追加します。仮想マシンの設定を確認し、問題がなければ をクリックします。これにより、仮想マシンをさらに設定するための新規ウィザードが開きます。仮想マシンのハードウェアのカスタマイズ
ウィザードの概要セクションで、チップセット ドロップダウンメニューから Q35 を選択します。ファームウェア ドロップダウンメニューから UEFI x86_64 を選択します。図3.2 ハードウェアの設定ウィンドウ
仮想マシンの設定を確認し、問題がなければをクリックします。
これで、ISO インストールディスクイメージから、SecureBoot Red Hat Enterprise Linux 7 ゲスト仮想マシンが作成されました。