5.7.14. 仮想化
QXL で、Wayland を使用する仮想マシンの複数のモニターを表示できません。
remote-viewer ユーティリティーを使用して、Wayland ディスプレイサーバーを使用している仮想マシンのモニターを複数表示すると、仮想マシンが応答しなくなり、Waiting for display というステータスメッセージが永久に表示されます。
この問題を回避するには、Wayland を使用する仮想マシンの GPU デバイスとして qxl の代わりに virtio-gpu を使用します。
(BZ#1642887)
virsh iface-\* コマンドが一貫して動作しません。
現在、virsh iface-* コマンド (virsh iface-start、virsh iface-destroy など) は、設定の依存関係が原因で頻繁に失敗します。したがって、ホストネットワーク接続の設定および管理には virsh iface-\* コマンドを使用しないことが推奨されます。代わりに、NetworkManager プログラムとその関連管理アプリケーションを使用します。
(BZ#1664592)
多数の virtio-blk ディスクを使用すると、仮想マシンが起動しないことがあります。
多数の virtio-blk デバイスを仮想マシンに追加すると、プラットフォームで利用可能な割り込みベクトルの数が使い切られる可能性があります。これが発生すると、仮想マシンのゲスト OS は起動できず、dracut-initqueue[392]: Warning: Could not boot エラーが表示されます。
virtio-blk を使用して仮想マシンに LUN デバイスを割り当てると機能しません。
q35 マシンタイプは、移行用の virtio 1.0 デバイスをサポートしないため、RHEL 8 では virtio 1.0 で非推奨となった機能はサポートされません。特に、RHEL 8 ホストで virtio-blk デバイスから SCSI コマンドを送信することはできません。したがって、virtio-blk コントローラーを使用する場合は、物理ディスクを LUN デバイスとして仮想マシンに割り当てると失敗します。
物理ディスクをゲストオペレーティングシステムを通して渡すことは引き続き可能ですが、device='lun' オプションではなく、device='disk' オプションで設定する必要があることに留意してください。
(BZ#1777138)
ホストで TSX が無効になっていると、Cooperlake を使用する仮想マシンを起動できません。
現在、ホストで TSX CPU フラグが無効化されている場合、Cooperlake CPU モデルを使用する仮想マシンは起動に失敗します。代わりに、ホストに以下のエラーメッセージが表示されます。
the CPU is incompatible with host CPU: Host CPU does not provide required features: hle, rtm
このようなホストで仮想マシンが Cooperlake を使用できるようにするには、VM の XML 設定の VM 設定で HLE、RTM、および TAA_NO のフラグを無効化します。
<feature policy='disable' name='hle'/>
<feature policy='disable' name='rtm'/>
<feature policy='disable' name='taa-no'/>
仮想マシンが、Witherspoon ホストで起動できないことがあります。
仮想マシン (VM) で pseries -rhel7.6.0-sxxm マシンタイプを使用すると、DD 2.2 または DD2.3 CPU を使用する Power9 S922LC for HPC ホストで起動できない場合があります。
代わりに仮想マシンを起動しようとすると、以下のエラーメッセージが出力されます。
qemu-kvm: Requested safe indirect branch capability level not supported by kvm
この問題を回避するには、仮想マシンの XML 設定を次のように設定します。
<domain type='qemu' xmlns:qemu='http://libvirt.org/schemas/domain/qemu/1.0'>
<qemu:commandline>
<qemu:arg value='-machine'/>
<qemu:arg value='cap-ibs=workaround'/>
</qemu:commandline>