5.5.2. カーネル
kexec fast reboot 機能がテクノロジープレビューとして利用可能になりました。
kexec fast reboot 機能は、引き続きテクノロジープレビューとして利用できます。kexec fast reboot は、カーネルが先に BIOS (Basic Input/Output System) を経由せずに、2 番目のカーネルを直接起動できるようにすることで、ブートプロセスの時間を大幅に短縮します。この機能を使用するには、以下を実行します。
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kexecカーネルを手動で読み込みます。 - オペレーティングシステムを再起動します。
eBPF がテクノロジープレビューとして利用可能になりました。
eBPF (extended Berkeley Packet Filter) は、限られた一連の関数にアクセスできる制限付きサンドボックス環境において、カーネル領域でのコード実行を可能にするカーネル内の仮想マシンです。
仮想マシンには、さまざまな種類のマップの作成に対応した、新しいシステムコール bpf() が含まれ、特別なアセンブリーのコードでプログラムをロードすることも可能です。そして、このコードはカーネルにロードされ、実行時コンパイラーでネイティブマシンコードに変換されます。bpf() は、root ユーザーなど、CAP_SYS_ADMIN が付与されているユーザーのみが利用できます。詳細は、man ページの bpf(2) を参照してください。
ロードしたプログラムは、データを受信して処理するために、さまざまなポイント (ソケット、トレースポイント、パケット受信) に割り当てることができます。
eBPF 仮想マシンを使用する Red Hat には、多くのコンポーネントが同梱されています。各コンポーネントの開発フェーズはさまざまです。そのため、現在すべてのコンポーネントが完全にサポートされている訳ではありません。特定のコンポーネントがサポート対象と示されていない限り、すべてのコンポーネントはテクノロジープレビューとして提供されます。
現在、以下の主要 eBPF コンポーネントが、テクノロジープレビューとして利用可能です。
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bpftrace。これは、eBPF 仮想マシンを使用する高レベルの追跡言語です。 -
AF_XDP。これは、eXpress Data Path (XDP) パスを、パケット処理のパフォーマンスを優先するアプリケーションのユーザー空間に接続するためのソケットです。
(BZ#1559616)
igc ドライバーが、RHEL 8 でテクノロジープレビューとして利用できるようになりました。
igc Intel 2.5G Ethernet Linux 有線 LAN ドライバーは、テクノロジープレビューとして、RHEL 8 の全アーキテクチャーで利用できるようになりました。ethtool ユーティリティーは igc 有線 LAN もサポートします。
(BZ#1495358)
テクノロジープレビューとして利用できる Soft-RoCE
Remote Direct Memory Access (RDMA) over Converged Ethernet (RoCE) は、RDMA over Ethernet を実装するネットワークプロトコルです。Soft-RoCE は、RoCE v1 および RoCE v2 の 2 つのプロトコルバージョンに対応する RoCE のソフトウェア実装です。Soft-RoCE ドライバーの rdma_rxe は、RHEL 8 ではサポートされていないテクノロジープレビューとして利用できます。
(BZ#1605216)