9.5. 64 ビット IBM Z サーバーに RHEL をインストールするためのブートメディア
メインフレームとの接続を確立したら、インストールプログラムを含むメディアから IPL (initial program load)、つまり起動を実行する必要があります。このドキュメントでは、64 ビットの IBM Z に Red Hat Enterprise Linux をインストールする最も一般的な方法を説明します。通常、どの方法も、ユーザー定義のパラメーターで補われる generic.prm
ファイルのパラメーターと、カーネル (kernel.img
) および初期 RAM ディスク (initrd.img
) で構成される Linux インストールシステムを起動するために使用できます。また、initrd、カーネル、generic.prm
のファイル名およびメモリーアドレスを判断するために、generic.ins
ファイルがロードされます。
このドキュメントでは、Linux インストールシステムを インストールプログラム とも呼びます。
以下の起動メディアは、Linux を z/VM 環境でゲストのオペレーティングシステムとして実行する場合にのみ使用できます。
- z/VM リーダー
以下の起動メディアは、Linux を LPAR モードで実行する場合にのみ使用できます。
- リモートの SFTP、FTPS、または FTP サーバー経由の SE または HMC
- SE または HMC DVD
以下の起動用メディアは、z/VM と LPAR の両方に使用できます。
- DASD
- FCP チャネルを介して接続している SCSI デスクデバイス
- FCP 接続の SCSI DVD
DASD または FCP 接続の SCSI ディスクデバイスをブートメディアとして使用する場合は、zipl
ブートローダーを設定する必要があります。