5.3.12. カスタムファイルシステム設定の指定
ブループリントでカスタムファイルシステム設定を指定できるため、デフォルトのレイアウト設定ではなく、特定のディスクレイアウトでイメージを作成できます。ブループリントでデフォルト以外のレイアウト設定を使用すると、次の利点が得られます。
- セキュリティーベンチマークへの準拠
- ディスク外エラーに対する保護
- パフォーマンスの向上
- 既存のセットアップとの整合性
OSTree イメージには読み取り専用などの独自のマウントルールがあるため、OSTree システムではファイルシステムのカスタマイズはサポートされません。次のイメージタイプはサポートされません。
-
image-installer -
edge-installer -
edge-simplified-installer
さらに、次のイメージタイプはパーティション設定されたオペレーティングシステムイメージを作成しないため、ファイルシステムのカスタマイズをサポートしません。
-
edge-commit -
edge-container -
tar -
container
ただし、次のイメージタイプではファイルシステムのカスタマイズがサポートされています。
-
simplified-installer -
edge-raw-image -
edge-ami -
edge-vsphere
OSTree システムの一部例外を除き、ファイルシステムの /root レベルで任意のディレクトリー名を選択できます (例: `/local`、`/mypartition`、/$PARTITION)。論理ボリュームでは、これらの変更は LVM パーティションシステム上で行われます。別の論理ボリューム上の /var、`/var/log`、および /var/lib/containers ディレクトリーがサポートされています。root レベルでの例外は次のとおりです。
- "/home": {Deny: true},
- "/mnt": {Deny: true},
- "/opt": {Deny: true},
- "/ostree": {Deny: true},
- "/root": {Deny: true},
- "/srv": {Deny: true},
- "/var/home": {Deny: true},
- "/var/mnt": {Deny: true},
- "/var/opt": {Deny: true},
- "/var/roothome": {Deny: true},
- "/var/srv": {Deny: true},
- "/var/usrlocal": {Deny: true},
RHEL 8.10 および 9.5 より前のリリースディストリビューションの場合、ブループリントは次の mountpoints とそのサブディレクトリーをサポートしています。
-
/- ルートマウントポイント -
/var -
/home -
/opt -
/srv/ -
/usr -
/app -
/data -
/tmp
RHEL 9.5 および 8.10 以降のリリースディストリビューションでは、オペレーティングシステム用に予約されている特定のパスを除き、任意のカスタムマウントポイントを指定できます。
次のマウントポイントとそのサブディレクトリーに任意のカスタムマウントポイントを指定することはできません。
-
/bin -
/boot/efi -
/dev -
/etc -
/lib -
/lib64 -
/lost+found -
/proc -
/run -
/sbin -
/sys -
/sysroot -
/var/lock -
/var/run
ブループリントで /usr カスタムマウントポイントのファイルシステムはカスタマイズできますが、そのサブディレクトリーはカスタマイズできません。
マウントポイントのカスタマイズは、RHEL 8.5 ディストリビューション以降、CLI を使用した場合のみサポートされます。以前のディストリビューションでは、root パーティションをマウントポイントとして指定し、size 引数をイメージ size のエイリアスとして指定することしかできません。RHEL 8.6 以降、osbuild-composer-46.1-1.el8 RPM 以降のバージョンでは、物理パーティションは使用できなくなり、ファイルシステムのカスタマイズによって論理ボリュームが作成されます。
カスタマイズされたイメージに複数のパーティションがある場合、LVM でカスタマイズされたファイルシステムパーティションを使用してイメージを作成し、実行時にそれらのパーティションのサイズを変更できます。これを行うには、ブループリントでカスタマイズされたファイルシステム設定を指定して、必要なディスクレイアウトでイメージを作成します。デフォルトのファイルシステムレイアウトは変更されません。ファイルシステムをカスタマイズせずにプレーンイメージを使用すると、cloud-init によってルートパーティションのサイズが変更されます。
ブループリントは、ファイルシステムのカスタマイズを LVM パーティションに自動的に変換します。
カスタムファイルブループリントのカスタマイズを使用して、新しいファイルを作成したり、既存のファイルを置き換えたりできます。指定するファイルの親ディレクトリーが存在している必要があります。存在しない場合、イメージのビルドが失敗します。[[customizations.directories]] のカスタマイズで親ディレクトリーを指定して、親ディレクトリーが存在することを確認してください。
ファイルのカスタマイズを他のブループリントのカスタマイズと組み合わせると、他のカスタマイズの機能に影響が生じたり、現在のファイルのカスタマイズがオーバーライドされる可能性があります。
5.3.12.1. カスタマイズされたファイルをブループリントで指定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
[[customizations.files]] ブループリントのカスタマイズを使用すると、次のことが可能になります。
- 新しいテキストファイルを作成する。
- 既存のファイルを変更する。警告: これにより、既存のコンテンツが上書きされる可能性があります。
- 作成するファイルのユーザーとグループの所有権を設定する。
- モード許可を 8 進数形式で設定する。
以下のファイルは作成または置き換えることはできません。
-
/etc/fstab -
/etc/shadow -
/etc/passwd -
/etc/group
[[customizations.files]] および [[customizations.directories]] ブループリントのカスタマイズを使用して、イメージ内にカスタマイズされたファイルとディレクトリーを作成できます。これらのカスタマイズは、/etc ディレクトリーでのみ使用できます。
これらのブループリントのカスタマイズは、OSTree コミットをデプロイするイメージタイプ (edge-raw-image、edge-installer、edge-simplified-installer など) を除く、すべてのイメージタイプでサポートされます。
mode、user、または group がすでに設定されているイメージ内にすでに存在するディレクトリーパスで customizations.directories を使用すると、イメージビルドで既存のディレクトリーの所有権または権限の変更を防ぐことができません。