22.2.2. リソースセットのリソース操作のデフォルト値の変更
Red Hat Enterprise Linux 8.3 では、pcs resource op defaults set create コマンドを使用して、複数のリソース操作のデフォルトセットを作成できます。これにより、resource 式および操作式を含むルールを指定できます。RHEL 8.3 でこのコマンドで指定したルールでは、and、or および括弧を含め、resource 式および操作式のみを使用できます。RHEL 8.4 以降では、Pacemaker でサポートされているその他のルール表現もすべて使用できます。
このコマンドを使用すると、特定タイプのすべてのリソースに、デフォルトのリソース操作値を設定できます。たとえば、バンドルが使用されている場合に Pacemaker が作成した暗黙的な podman リソースを設定できるようになりました。
以下のコマンドは、すべての podman リソースの全操作に、デフォルトのタイムアウト値 90s を設定します。この例では、::podman は、クラスやプロバイダーは任意でタイプが podman を指定します。
リソース操作のデフォルトセット名を指定する id オプションは必須ではありません。このオプションを設定すると、pcs が自動的に ID を生成します。この値を設定すると、より分かりやすい名前に設定できます。
# pcs resource op defaults set create id=podman-timeout meta timeout=90s rule resource ::podman
以下のコマンドは、すべてのリソースの stop 操作に、デフォルトのタイムアウト値 120s を設定します。
# pcs resource op defaults set create id=stop-timeout meta timeout=120s rule op stop
特定タイプの全リソースの、特定の操作にデフォルトのタイムアウト値を設定できます。以下の例は、すべての podman リソースの stop 操作に、デフォルトのタイムアウト値 120 を設定します。
# pcs resource op defaults set create id=podman-stop-timeout meta timeout=120s rule resource ::podman and op stop