18.7. クラスターリソースタグの設定および管理
Red Hat Enterprise Linux 8.3 以降では、pcs コマンドを使用してクラスターリソースにタグを付けることができます。これにより、1 つのコマンドで、指定したリソースセットを有効化、無効化、マネージド化、または管理非対象化することができます。
18.7.1. カテゴリー別に管理するためのクラスターリソースのタグ付け リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順では、リソースタグを使用して 2 つのリソースをタグ付けし、タグ付けされたリソースを無効にします。この例では、タグ付けする既存のリソースの名前は d-01 および d-02 です。
手順
special-resourcesという名前のタグ (d-01およびd-02) を作成します。[root@node-01]# pcs tag create special-resources d-01 d-02リソースタグ設定を表示します。
[root@node-01]# pcs tag config special-resources d-01 d-02special-resourcesタグが付けられた全リソースを無効にします。[root@node-01]# pcs resource disable special-resourcesリソースのステータスを表示して、
d-01およびd-02リソースが無効になっていることを確認します。[root@node-01]# pcs resource * d-01 (ocf::pacemaker:Dummy): Stopped (disabled) * d-02 (ocf::pacemaker:Dummy): Stopped (disabled)
pcs resource disable コマンドに加え、pcs resource enable、pcs resource manage および pcs resource unmanage コマンドはタグ付けされたリソースの管理をサポートします。
リソースタグを作成したら、以下を実行します。
-
pcs tag deleteコマンドを使用して、リソースタグを削除できます。 -
pcs tag updateコマンドを使用して、既存のリソースタグのリソースタグ設定を変更できます。
18.7.2. タグ付けされたクラスターリソースの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
pcs コマンドでは、タグ付けされたクラスターリソースを削除できません。タグ付けられたリソースを削除するには、以下の手順に従います。
手順
リソースタグを削除します。
以下のコマンドは、
special-resourcesタグの付いたすべてのリソースからこのリソースタグを削除します。[root@node-01]# pcs tag remove special-resources [root@node-01]# pcs tag No tags defined以下のコマンドは、リソース
d-01からのみリソースタグspecial-resourcesを削除します。[root@node-01]# pcs tag update special-resources remove d-01
リソースを削除します。
[root@node-01]# pcs resource delete d-01 Attempting to stop: d-01... Stopped