4.7. 論理ボリュームの非アクティブ化


デフォルトでは、論理ボリュームを作成すると、アクティブ状態になります。lvchange コマンドを使用して論理ボリュームを非アクティブ化できます。

警告

アクティブなマウントがある論理ボリュームや使用中の論理ボリュームを非アクティブ化すると、データの不整合やシステムエラーが発生する可能性があります。

前提条件

  • 管理アクセスがある。

手順

  1. 論理ボリューム、そのボリュームグループ、およびパスをリスト表示します。

    # lvs -o lv_name,vg_name,lv_path
    
      LV                VG              Path
      LogicalVolumeName VolumeGroupName /dev/VolumeGroupName/LogicalVolumeName
  2. 論理ボリュームがマウントされている場所を確認します。

    # findmnt -o SOURCE,TARGET /dev/VolumeGroupName/LogicalVolumeName
    
    SOURCE                                        TARGET
    /dev/mapper/VolumeGroupName-LogicalVolumeName /MountPoint

    /dev/VolumeGroupName/LogicalVolumeName は、論理ボリュームへのパスに置き換えます。

  3. 論理ボリュームをアンマウントします。

    # umount /MountPoint

    /MountPoint は、論理ボリュームのマウントポイントに置き換えます。

  4. 論理ボリュームを非アクティブにします。

    # lvchange --activate n VolumeGroupName/LogicalVolumeName

    VolumeGroupName は、ボリュームグループの名前に置き換えます。LogicalVolumeName は、論理ボリュームの名前に置き換えます。

検証

  • LV がアクティブでないことを確認します。

    # lvdisplay VolumeGroupName/LogicalVolumeName
    
      ...
      LV Status              NOT available

    VolumeGroupName は、ボリュームグループの名前に置き換えます。LogicalVolumeName は、論理ボリュームの名前に置き換えます。

関連情報

  • lvs(8) lvchange(8)lvdisplay(8) man ページ
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