10.5. ベース環境と追加ソフトウェアの選択
必要なソフトウェアパッケージを選択するには、Software Selectio ウィンドウを使用します。パッケージは、ベース環境と追加ソフトウェア別に編成されています。
- Base Environment には、定義済みのパッケージが含まれています。たとえば、Server with GUI (デフォルト)、Server、Minimal Install、Workstation、Custom Operating System、Virtualization Host など、ベース環境を 1 つだけ選択できます。可用性は、インストールソースとして使用されているインストール ISO イメージにより異なります。
- 選択した環境の追加ソフトウェア には、ベース環境用の追加のソフトウェアパッケージが含まれています。複数のソフトウェアパッケージを選択できます。
事前に定義された環境と追加のソフトウェアを使用して、システムをカスタマイズします。ただし、標準的なインストールでは、インストールする個々のパッケージを選択することはできません。特定の環境に含まれるパッケージを表示するには、インストールソースメディア (DVD、CD、USB) にある repository/repodata/*-comps-repository.architecture.xml
ファイルを参照してください。XML ファイルには、ベース環境としてインストールされたパッケージの詳細が記載されています。利用可能な環境には <environment>
タグ、そして追加のソフトウェアパッケージには <group>
タグが付いています。
どのパッケージをインストールする必要があるかわからない場合は、Minimal Install ベース環境を選択してください。最小インストールでは、基本バージョンの Red Hat Enterprise Linux と、最低限の追加ソフトウェアがインストールされます。システムのインストールが終了して初めてログインしたら、YUM パッケージマネージャー を使用して、必要なソフトウェアをインストールできます。Yum パッケージマネージャーの詳細は、基本的なシステム設定の設定 を参照してください。
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任意の RHEL 9 システムから
dnf group list
コマンドを使用すると、ソフトウェアの選択肢の一部としてシステムにインストールされているパッケージのリストが表示されます。詳細は、基本的なシステム設定 を参照してください。 -
インストールするパッケージを制御する必要がある場合は、キックスタートファイルの
%packages
セクションにパッケージを定義します。
前提条件
- インストールソースを設定している。
- インストールプログラムが、パッケージのメタデータをダウンロードしている。
- Installation Summary 画面が開いている。
手順
- インストール概要 画面で、ソフトウェアの選択 をクリックします。ソフトウェアの選択 画面が開きます。
ベース環境 ペインで、ベース環境を選択します。たとえば、Server with GUI (デフォルト)、Server、Minimal Install、Workstation、Custom Operating System、Custom Operating System など、ベース環境を 1 つだけ選択できます。デフォルトでは、Server with GUI ベース環境が選択されています。
図10.3 Red Hat Enterprise Linux ソフトウェアの選択
- 選択した環境の追加ソフトウェア ペインから、1 つ以上のオプションを選択します。
- をクリックして設定を適用し、グラフィカルインストールに戻ります。