C.7. 削除済みの起動オプション
このセクションでは、Red Hat Enterprise Linux から削除された起動オプションを説明します。
注記
dracut
では、高度な起動オプションを利用できます。dracut
の詳細は、システムの dracut.cmdline (7)
man ページを参照してください。
- askmethod、asknetwork
-
initramfs
は完全に非対話的に実行されるため、askmethod
とasknetwork
のオプションは削除されました。inst.repo
を使用して、適切なネットワークオプションを指定します。 - blacklist、nofirewire
-
modprobe
オプションは、カーネルモジュールのブロックリストを処理するようになりました。modprobe.blacklist=<mod1>,<mod2>
を使用します。modprobe.blacklist=firewire_ohci
を使用して、FireWire モジュールを拒否リストに入れることができます。 - inst.headless=
-
headless=
オプションでは、インストールしているシステムにディスプレイハードウェアがなく、インストールプログラムがディスプレイハードウェアを検索する必要がないことを指定しています。 - inst.decorated
-
inst.decorated
オプションは、装飾画面でのグラフィカルインストールの指定に使用されていまいた。デフォルトでは、画面は装飾されないため、タイトルバーやサイズ変更などの機能はありません。このオプションは不要になりました。 - repo=nfsiso
-
inst.repo=nfs:
オプションを使用します。 - serial
-
console=ttyS0
オプションを指定します。 - updates
-
inst.updates
オプションを指定します。 - essid、wepkey、wpakey
- dracut はワイヤレスネットワークをサポートしません。
- ethtool
- このオプションは不要になりました。
- gdb
-
dracut ベースの
initramfs
のデバッグには多くのオプションが使用できるため、このオプションは削除されました。 - inst.mediacheck
-
dracut オプションの rd.live.check
オプション指定してください。 - ks=floppy
-
inst.ks=hd:<device>
オプションを指定します。 - display
-
UI のリモートディスプレイには、
inst.vnc
オプションを指定します。 - utf8
- このオプションは、デフォルトの TERM 設定が期待通りに動作するため、不要になりました。
- noipv6
-
IPv6 はカーネルに組み込まれたため、インストールプログラムによる削除はできません。
ipv6.disable=1
を使用して ipv6 を無効にすることができます。この設定は、インストール済みシステムによって使用されます。 - upgradeany
- インストールプログラムがアップグレードを処理しなくなるため、このオプションは不要になりました。