第14章 オプション: ブートオプションのカスタマイズ


x86_64 または ARM64 アーキテクチャーに RHEL をインストールする場合は、ブートオプションを編集して、特定の環境に応じてインストールプロセスをカスタマイズできます。

14.1. ブートオプション

ブートコマンドラインに、複数のオプションをスペースで区切って追加できます。インストールプログラム固有のブートオプションは、必ず inst で始まります。使用可能なブートオプションは次のとおりです。

等号 "=" 記号を使用するオプション
起動オプションに、= 記号を使用する値を指定する必要があります。たとえば、inst.vncpassword= オプションには値 (この場合はパスワード) を指定する必要があります。この例の正しい構文は inst.vncpassword=password です。
等号 "=" 記号を使用しないオプション
このブートオプションには、値やパラメーターを指定できません。たとえば、rd.live.check オプションでは、インストール開始前にインストールメディアの検証が強制されます。インストールプログラムは、このブートオプションが存在すると検証を実行します。ブートオプションが存在しないと、検証はスキップされます。

特定のメニューエントリーのブートオプションを次の方法でカスタマイズできます。

  • BIOS ベースのシステムの場合: Tab キーを押して、コマンドラインにカスタムの起動オプションを追加します。Esc キーを押して boot: プロンプトにアクセスすることもできますが、必要な起動オプションは事前設定されていません。この場合、他のブートオプションを使用する前に、必ず Linux オプションを指定する必要があります。詳細は、BIOS の boot: プロンプトの編集 を参照してください。
  • UEFI ベースのシステムの場合: e キーを押してコマンドラインにカスタムの起動オプションを追加します。準備ができたら Ctrl+X を押して、修正したオプションを起動します。

詳細は、UEFI ベースのシステムのブートオプションの編集 を参照してください。

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