3.3. Web コンソールでのマニフェスト設定のオーバーライド
システムの特定のユーザーおよび全ユーザーの Web コンソールのメニューを変更できます。cockpit
プロジェクトでは、パッケージ名はディレクトリー名です。パッケージには、manifest.json
ファイルと他のファイルが含まれています。デフォルト設定は、manifest.json
ファイルに存在します。指定したユーザーの特定の場所に <package-name>.override.json
ファイルを作成することで、デフォルトの cockpit
メニュー設定をオーバーライドできます。
前提条件
RHEL 9 Web コンソールがインストールされている。
手順は、Web コンソールのインストールおよび有効化 を参照してください。
手順
任意のテキストエディターで
<systemd>.override.json
ファイルのマニフェスト設定をオーバーライドします。次に例を示します。すべてのユーザーの設定を編集するには、次のように入力します。
# vi /etc/cockpit/<systemd>.override.json
単一ユーザーの設定を編集するには、次のように入力します。
# vi ~/.config/cockpit/<systemd>.override.json
次の詳細を含む必要なファイルを編集します。
{ "menu": { "services": null, "logs": { "order": -1 } } }
-
null
値を指定すると、services タブが非表示になります。 -
-1
値を指定すると、logs タブが一番目に移動します。
-
cockpit
サービスを再起動します。# systemctl restart cockpit.service
関連情報
-
システム上の
cockpit(1)
man ページ - Manifest overrides