14.3. 特定のワークロードに合わせた仮想マシンのパフォーマンスの最適化
仮想マシン (VM) は、多くの場合、特定のワークロードを実行するために専用に使用されます。目的のワークロードに合わせて仮想マシンの設定を最適化することで、仮想マシンのパフォーマンスを向上させることができます。
ユースケース | IOThread | 仮想 CPU ピニング | vNUMA ピニング | huge page | multi-queue |
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データベース | データベースディスク用 | はい* | はい* | はい* | はい (multi-queue virtio-blk、virtio-scsi を参照) |
仮想ネットワーク機能 (VNF) | なし | はい | はい | はい | はい (multi-queue virtio-net を参照) |
ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) | なし | はい | はい | はい | なし |
バックアップサーバー | バックアップディスク用 | なし | なし | なし | はい (multi-queue virtio-blk、virtio-scsi を参照) |
多数の CPU を搭載した仮想マシン (通常 32 個以上) | なし | はい* | はい* | なし | なし |
大容量 RAM を搭載した仮想マシン (通常 128 GB 以上) | なし | なし | はい* | はい | なし |
* 仮想マシンに複数の NUMA ノードを使用するのに十分な CPU と RAM がある場合。
仮想マシンは、複数のカテゴリーのユースケースに適合できます。そのような状況では、推奨される設定をすべて適用する必要があります。