第10章 インストールのカスタマイズ
Red Hat Enterprise Linux をインストールする場合は、インストール概要 画面を使用して、場所、ソフトウェア、およびシステム設定およびパラメーターをカスタマイズできます。
インストール概要 画面には、以下のカテゴリーが含まれます。
- 多言語化
- キーボード、言語サポート、および時間と日付を設定できます。
- ソフトウェア
- Red Hat への接続、インストールソース、およびソフトウェアの選択を設定できます。
- システム
- インストール先、KDUMP、ネットワークおよびホスト名、セキュリティーポリシーを設定できます。
- ユーザー設定
- システム管理タスクに使用する管理者アカウントにログインし、システムにログインするユーザーアカウントを作成するように root パスワードを設定できます。
カテゴリーは、インストールプログラムのどこにあるかによって、ステータスが異なります。
状態 | 説明 |
---|---|
感嘆符と赤いテキストが付いた黄色の三角形 | インストールする前に注意が必要です。たとえば、コンテンツ配信ネットワーク (CDN) から登録してダウンロードする前に、ネットワークおよびホスト名を確認する必要があります。 |
灰色で警告マークが付いたもの (感嘆符付きの黄色の三角形) | インストールプログラムがカテゴリーを設定しているため、カテゴリーが終了しないとその画面にアクセスできません。 |
インストール概要 画面の下部には警告メッセージが表示され、インストールの開始 ボタンは、必要なカテゴリーがすべて設定されるまで無効になっています。
このセクションは、グラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) を使用した Red Hat Enterprise Linux インストールのカスタマイズを説明します。GUI は、CD、DVD、または USB フラッシュドライブから、もしくは PXE を使用してネットワークからシステムを起動する場合に、Red Hat Enterprise Linux をインストールするのに推奨される方法です。
オンラインヘルプと、カスタマーポータルで公開している内容に矛盾がある可能性もあります。最新の更新は、カスタマーポータルのインストールコンテンツを参照してください。
10.1. 言語およびロケーションの設定
インストールプログラムは、インストール時に選択した言語を使用します。
前提条件
- インストールメディアを作成している。詳細は、起動可能な DVD または CD の作成 を参照してください。
- Boot ISO イメージファイルを使用してインストールソースを指定している。詳細は、インストールソースの準備 を参照してください。
- インストールを起動している。詳細は、インストーラーの起動 を参照してください。
手順
Welcome to Red Hat Enterprise Linux 画面の左側のペインで、言語を選択します。または、検索 フィールドに、希望の言語を入力します。
注記言語は、デフォルトで設定されています。ネットワークアクセスが設定されている、つまりローカルメディアではなくネットワークサーバーからシステムを起動した場合、事前選択の言語は、GeoIP モジュールの位置自動検出機能により決定します。起動コマンドライン、または PXE サーバー設定で
inst.lang=
オプションを使用した場合は、起動オプションで定義した言語が選択されます。- Red Hat Enterprise Linux へようこそ 画面の右側のペインから、お住まいの地域に合ったロケーションを選択してください。
- グラフィカルインストール 画面に進みます。 をクリックして、
Red Hat Enterprise Linux のプレリリース版をインストールしようとしている場合は、インストールメディアのプレリリースステータスに関する警告メッセージが表示されます。
- インストールを続行するには、 をクリックします。あるいは、
- インストールを終了してシステムを再起動するには、 をクリックします。
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