6.8. NFS 共有でホストされているホームディレクトリーにユーザー設定を保存するように GNOME を設定する
NFS サーバーでホストされているホームディレクトリーを持つシステムで GNOME を使用する場合は、dconf
データベースの keyfile
バックエンドを変更する必要があります。そうしないと、dconf
が正常に機能しない可能性があります。
この変更は、ホスト上のすべてのユーザーに影響します。ホームディレクトリーに保存されているユーザー設定を dconf
が管理する方法が変更されるためです。
dconf キーファイルバックエンドは、glib2-fam
パッケージがインストールされている場合にのみ機能することに注意してください。このパッケージがインストールされていないと、リモートマシンで変更した設定に関する通知が適切に表示されません。
Red Hat Enterprise Linux 8 では、glib2-fam
パッケージが BaseOS リポジトリーで利用できます。
前提条件
glib2-fam
パッケージがインストールされています:yum install glib2-fam
# yum install glib2-fam
Copy to Clipboard Copied!
手順
/etc/dconf/profile/user
ファイルの先頭に次の行を追加します。ファイルが存在しない場合は作成します。service-db:keyfile/user
service-db:keyfile/user
Copy to Clipboard Copied! この設定では、
dconf
がkeyfile
バックエンドをポーリングして更新が行われたかどうかを判断します。そのため、設定がすぐに更新されない可能性があります。- 変更は、ユーザーがログアウトしてログインしたときに有効になります。