第7章 RHEL システムロールを使用したネットワーク設定
network
RHEL System Role を使用して、ネットワーク関連の設定および管理タスクを自動化できます。
7.1. ネットワーク RHEL システムロールとインターフェイス名を使用した静的 IP アドレスでのイーサネット接続設定
network
RHEL System Role を使用して、イーサネット接続をリモートで設定できます。
たとえば、以下の手順では、以下の設定で enp7s0
デバイスの NetworkManager 接続プロファイルを作成します。
-
静的 IPv4 アドレス: サブネットマスクが
/24
の192.0.2.1
-
静的 IPv6 アドレス -
2001:db8:1::1
(/64
サブネットマスクあり) -
IPv4 デフォルトゲートウェイ -
192.0.2.254
-
IPv6 デフォルトゲートウェイ -
2001:db8:1::fffe
-
IPv4 DNS サーバー -
192.0.2.200
-
IPv6 DNS サーバー -
2001:db8:1::ffbb
-
DNS 検索ドメイン -
example.com
Ansible コントロールノードで以下の手順を実行します。
前提条件
- 制御ノードと管理対象ノードを準備している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとして制御ノードにログインします。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントには、そのノードに対する
sudo
権限があります。 - この Playbook を実行する管理対象のノードまたは管理対象のノードのグループは、Ansible インベントリーファイルにリストされています。
- サーバーに、物理または仮想のイーサネットデバイスが設定されている。
- 管理ノードは、NetworkManager を使用してネットワークを設定します。
手順
~/ethernet-static-IP.yml
などの Playbook ファイルを次の内容で作成します。--- - name: Configure the network hosts: managed-node-01.example.com tasks: - name: Configure an Ethernet connection with static IP include_role: name: rhel-system-roles.network vars: network_connections: - name: enp7s0 interface_name: enp7s0 type: ethernet autoconnect: yes ip: address: - 192.0.2.1/24 - 2001:db8:1::1/64 gateway4: 192.0.2.254 gateway6: 2001:db8:1::fffe dns: - 192.0.2.200 - 2001:db8:1::ffbb dns_search: - example.com state: up
Playbook を実行します。
# ansible-playbook ~/ethernet-static-IP.yml
関連情報
-
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.network/README.md
ファイル