17.3. RHEL システムロールを使用した kdump の設定
Ansible Playbook を実行して kdump
システムロールを使用し、複数のシステムに基本的なカーネルダンプパラメーターを設定できます。
警告
kdump
ロールは、/etc/kdump.conf
ファイルを置き換えることで、管理対象ホストの kdump 設定全体を置き換えます。また、kdump
ロールが適用されると、 /etc/sysconfig/kdump
ファイルを置き換えて、ロール変数で指定されていない場合でも、以前の kdump
の設定もすべて置き換えられます。
前提条件
- Ansible Core パッケージがコントロールマシンにインストールされている。
-
Playbook を実行するシステムに
rhel-system-roles
パッケージがインストールされている。 -
kdump
をデプロイするシステムを一覧表示するインベントリーファイルがある。
手順
以下の内容を含む新しい
playbook.yml
ファイルを作成します。--- - hosts: kdump-test vars: kdump_path: /var/crash roles: - rhel-system-roles.kdump
オプション:Playbook の構文を確認します。
# ansible-playbook --syntax-check playbook.yml
インベントリーファイルで Playbook を実行します。
# ansible-playbook -i inventory_file /path/to/file/playbook.yml
関連情報
-
kdump
ロール変数の詳細は、/usr/share/doc/rhel-system-roles/kdump ディレクトリーの README.md ファイルまたは README.html ファイルを参照してください。 - RHEL System Roles を使用するための制御ノードと管理対象ノードの準備 を参照してください。
-
rhel-system-roles
パッケージをインストールし、/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.kdump/README.html
のドキュメントを参照してください。