7.14. ネットワーク RHEL システムロールを使用した ethtool オフロード機能の設定
network
の RHEL システムロールを使用して、NetworkManager 接続の ethtool
機能を設定できます。
network
の RHEL システムロールを使用する再生を実行すると、設定値が再生で指定されたものと一致しない場合に、システムロールが同じ名前の既存の接続プロファイルを上書きします。したがって、IP 設定などがすでに存在している場合でも、常にネットワーク接続プロファイルの設定全体をプレイで指定します。それ以外の場合は、ロールはこれらの値をデフォルト値にリセットします。
この手順では、すでに存在するかどうかに応じて、以下の設定で enp1s0
接続プロファイルを作成または更新します。
-
静的
IPv4
アドレス -/24
サブネットマスクを持つ198.51.100.20
-
静的
IPv6
アドレス -2001:db8:1::1
(/64
サブネットマスクあり) -
IPv4
デフォルトゲートウェイ -198.51.100.254
-
IPv6
デフォルトゲートウェイ -2001:db8:1::fffe
-
IPv4
DNS サーバー -198.51.100.200
-
IPv6
DNS サーバー -2001:db8:1::ffbb
-
DNS 検索ドメイン -
example.com
ethtool
機能:- 汎用受信オフロード (GRO): 無効
- Generic segmentation offload(GSO): 有効化
- TX stream control transmission protocol (SCTP) segmentation: 無効
Ansible コントロールノードで以下の手順を実行します。
前提条件
- 制御ノードと管理対象ノードを準備している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとして制御ノードにログインします。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントには、そのノードに対する
sudo
権限があります。 - この Playbook を実行する管理対象のノードまたは管理対象のノードのグループは、Ansible インベントリーファイルにリストされています。
手順
Playbook ファイル (例:
~/configure-ethernet-device-with-ethtool-features.yml
) を次の内容で作成します。--- - name: Configure the network hosts: managed-node-01.example.com tasks: - name: Configure an Ethernet connection with ethtool features include_role: name: rhel-system-roles.network vars: network_connections: - name: enp1s0 type: ethernet autoconnect: yes ip: address: - 198.51.100.20/24 - 2001:db8:1::1/64 gateway4: 198.51.100.254 gateway6: 2001:db8:1::fffe dns: - 198.51.100.200 - 2001:db8:1::ffbb dns_search: - example.com ethtool: features: gro: "no" gso: "yes" tx_sctp_segmentation: "no" state: up
Playbook を実行します。
# ansible-playbook ~/configure-ethernet-device-with-ethtool-features.yml
関連情報
-
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.network/README.md
ファイル