10.6. カスタマイズした QCOW2 イメージを準備して OpenStack に直接アップロードする
RHEL Image Builder を使用してカスタムの .qcow2
イメージを作成し、OpenStack クラウドデプロイメントに手動でアップロードできます。
10.6.1. OpenStack への QCOW2 イメージのアップロード
RHEL Image Builder ツールを使用すると、OpenStack クラウドデプロイメントにアップロードし、そこでインスタンスを起動するのに適した、カスタマイズした .qcow2
イメージを作成できます。RHEL Image Builder は QCOW2 フォーマットでイメージを作成しますが、OpenStack に固有の変更がさらに加えられています。
RHEL Image Builder を OpenStack イメージタイプで使用して作成する一般的な QCOW2
イメージタイプの出力フォーマットを間違えないでください。これも QCOW2 フォーマットですが、OpenStack に固有の変更がさらに含まれています。
前提条件
- ブループリントを作成している。
手順
QCOW2
イメージの作成を開始します。# composer-cli compose start blueprint_name openstack
ビルドの状態を確認します。
# composer-cli compose status
イメージのビルドが完了したら、イメージをダウンロードできます。
QCOW2
イメージをダウンロードします。# composer-cli compose image UUID
- OpenStack ダッシュボードにアクセスし、 をクリックします。
-
左側のメニューで、
Admin
タブを選択します。 System Panel
からImage
をクリックします。Create An Image
ウィザードが開きます。Create An Image
ウィザードで、以下を行います。- イメージの名前を入力します。
-
Browse
をクリックしてQCOW2
イメージをアップロードします。 -
Format
ドロップダウンリストから、QCOW2 - QEMU Emulator
を選択します。
左側のメニューで
Project
タブを選択します。-
Compute
メニューからInstances
を選択します。 インスタンスの
Launch Instance
が開きます。-
Details
ページで、インスタンスの名前を入力します。 をクリックします。 -
Source
ページで、アップロードしたイメージの名前を選択します。 をクリックします。 Flavor
ページで、ニーズに最適なマシンリソースを選択します。 をクリックします。
-
-
イメージから任意のメカニズム (CLI または OpenStack Web UI) を使用して、イメージインスタンスを実行できます。秘密鍵を使用して、SSH 経由で、作成されたインスタンスにアクセスします。
cloud-user
としてログインします。