3.6. リソースステータスの表示


クラスター設定が複雑な場合は、クラスターまたはリソースの操作を実行する前に、クラスター内の個々のリソースのステータスを確認する必要がある場合があります。Red Hat Enterprise Linux 9.5 以降では、pcs status query resource コマンドを使用して、クラスター内の単一リソースのさまざまな属性をクエリーできます。プレーンテキストの出力を解析する必要がないため、このコマンドは pcs ベースのスクリプトに使用できます。

pcs status query resource コマンドは、次の属性をクエリーします。

  • リソースの存在
  • リソースのタイプ
  • リソースの状態
  • 集合リソースのメンバーに関する各種情報
  • リソースが実行されているノード

次のコマンドは、リソースが起動したかどうかをクエリーします。

# pcs status query resource RESOURCE_ID is-state started

たとえば、次のコマンドは、リソース resource1 が起動しているかどうかをクエリーします。

# pcs status query resource resource1 is-state started
True

pcs status query resource コマンドの完全なリストについては、システム上の pcs(8) man ページを参照してください。

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