14.2. テクノロジープレビュー
IdM デプロイメントにおける DNS over TLS (DoT) がテクノロジープレビューとして利用可能になる
RHEL 9.6 の時点で、Identity Management (IdM)デプロイメントでは、DNS over TLS (DoT)を使用する暗号化された DNS がテクノロジープレビューとして利用できます。DNS クライアントと IdM DNS サーバーとの間のすべての DNS クエリーと応答を暗号化できます。
この機能を使い始めるには、IdM サーバーとレプリカに ipa-server-encrypted-dns パッケージをインストールし、IdM クライアントに ipa-client-encrypted-dns パッケージをインストールします。管理者は、インストール中に --dns-over-tls オプションを使用して DoT を有効にできます。
IdM は、Unbound をローカルキャッシュリゾルバーとして設定し、BIND を DoT 要求を受信するように設定します。この機能は、コマンドラインインターフェイス (CLI) および IdM の非対話型インストールを通じて利用できます。
IdM サーバー、レプリカ、クライアント、および統合 DNS サービスのインストールユーティリティーに次のオプションが追加されました。
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--dot-forwarderは、アップストリーム DoT 対応 DNS サーバーを指定します。 -
--dns-over-tls-keyと--dns-over-tls-certは、DoT 証明書を設定します。 -
--dns-policyは、暗号化されていない DNS へのフォールバックを許可するか、厳密な DoT の使用を強制するかのどちらかを行う DNS セキュリティーポリシーを設定します。
デフォルトでは、IdM は、暗号化されていない DNS へのフォールバックを許可する、relaxed DNS ポリシーを使用します。新しい --dns-policy オプションを enforced 設定で使用することで、暗号化のみの通信を強制できます。
また、新しい DoT オプションを指定した ipa-dns-install を使用して統合 DNS サービスを再設定することにより、既存の IdM デプロイメントで DoT を有効にすることもできます。
DoT による暗号化された DNS が、IdM の ansible-freeipa インストールでテクノロジープレビューとして利用可能になりました
Ansible を使用して、DNS クライアントと Identity Management (IdM) DNS サーバー間のすべての DNS クエリーと応答を暗号化できます。RHEL 9.7 以降、DNS over TLS(DoT) を使用した暗号化 DNS が 、ansible-freeipa パッケージのテクノロジープレビューとして利用可能になりました。
ansible-freeipa を使用して IdM のデプロイ時に DoT を有効にするには、次のオプションを使用します。
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新しいサーバーに対して、
ipaserverロールを使用したipaserver_dns_over_tls を実行します。 -
レプリカの
ipareplicaロールでipareplica_dns_over_tls を使用します。 -
アップストリームの DoT 対応 DNS サーバーを指定するには、
dot_forwarderを使用します。 -
DoT の証明書を設定するには、
dns_over_tls_keyとdns_over_tls_certを使用します。
さらに、dns_policy 変数を設定して DoT のみの通信を強制し、暗号化されていない DNS へのフォールバックを許可するデフォルトの動作をオーバーライドすることもできます。