3.2. Python 3 RPM の一般的なマクロ
SPEC ファイルでは、値をハードコーディングするのではなく、以下の Python 3 RPM のマクロ の表で説明されているマクロを常に使用します。SPEC ファイルの上に python3_pkgversion
マクロを定義することで、これらのマクロで使用する Python 3 バージョンを再定義できます( 「Python パッケージ用の SPEC ファイルの説明」 を参照)。python3_pkgversion
マクロを定義すると、以下の表で説明されているマクロの値は、指定された Python 3 バージョンを反映します。
マクロ | 一般的な定義 | 説明 |
---|---|---|
%{python3_pkgversion} | 3 |
他のすべてのマクロで使用される Python バージョン。Python 3.11 を使用するには |
%{python3} | /usr/bin/python3 | Python3 インタープリター |
%{python3_version} | 3.9 | Python3 インタープリターの major.minor バージョン |
%{python3_sitelib} | /usr/lib/python3.9/site-packages | pure-Python モジュールがインストールされている場所 |
%{python3_sitearch} | /usr/lib64/python3.9/site-packages | アーキテクチャー固有の拡張モジュールを含むモジュールがインストールされている場所 |
%py3_build |
RPM パッケージに適した引数で | |
%py3_install |
RPM パッケージに適した引数で | |
%{py3_shebang_flags} | s |
Python インタープリターディレクティブマクロのデフォルトのフラグセット |
%py3_shebang_fix |
Python インタープリターディレクティブを |