3.3. Python RPM の自動生成された依存関係の使用
次の手順では、Python プロジェクトを RPM としてパッケージ化するときに自動生成された依存関係を使用する方法を説明します。
前提条件
- RPM の SPEC ファイルが存在する。詳細は、Python パッケージの SPEC ファイルの説明 を参照してください。
手順
アップストリームで提供されるメタデータを含む次のディレクトリーのいずれかが、結果の RPM に含まれていることを確認します。
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.dist-info
.egg-info
RPM ビルドプロセスは、これらのディレクトリーから仮想
pythonX.Ydist
Provides を自動的に生成します。次に例を示します。python3.9dist(pello)
次に、Python 依存関係ジェネレーターはアップストリームメタデータを読み取り、生成された
pythonX.Ydist
仮想 Provides を使用して各 RPM パッケージのランタイム要件を生成します。たとえば、生成された要件タグは次のようになります。Requires: python3.9dist(requests)
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- 生成された require を検査します。
生成された require の一部を削除するには、次のいずれかの方法を使用します。
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SPEC ファイルの
%prep
セクションでアップストリーム提供のメタデータを変更します。 - アップストリームドキュメント で説明されている依存関係の自動フィルタリングを使用します。
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SPEC ファイルの
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自動依存関係ジェネレーターを無効にするには、メインパッケージの
%description
宣言の上に%{?python_disable_dependency_generator}
マクロを含めます。