15.2. 特定のインストール済みカーネルでの kdump の有効化
マシン上の特定カーネルに対して、kdump
を有効にできます。
前提条件
- 管理者権限がある。
手順
マシンにインストールされているカーネルをリスト表示します。
# ls -a /boot/vmlinuz-* /boot/vmlinuz-0-rescue-2930657cd0dc43c2b75db480e5e5b4a9 /boot/vmlinuz-4.18.0-330.el8.x86_64 /boot/vmlinuz-4.18.0-330.rt7.111.el8.x86_64
特定の
kdump
カーネルを、システムの Grand Unified Bootloader (GRUB) 設定に追加します。以下に例を示します。
# grubby --update-kernel=vmlinuz-4.18.0-330.el8.x86_64 --args="crashkernel=xxM"
xxM
は必要なメモリー予約 (メガバイト単位) です。kdump
を有効にします。# systemctl enable --now kdump.service
検証
kdump
が実行されていることを確認します。# systemctl status kdump.service ○ kdump.service - Crash recovery kernel arming Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/kdump.service; enabled; vendor preset: disabled) Active: active (live)