16.7. failure_action パラメーターの使用
failure_action
パラメーターは、カーネルがクラッシュした場合にダンプが失敗したときに実行するアクションを指定します。failure_action
のデフォルトのアクションは、システムを再起動する reboot
です。
このパラメーターは、実行する以下のアクションを認識します。
reboot
- ダンプが失敗した後、システムを再起動します。
dump_to_rootfs
- 非ルートダンプターゲットが設定されている場合、ダンプファイルをルートファイルシステムに保存します。
halt
- システムを停止します。
poweroff
- システムで実行中の操作を停止します。
shell
-
initramfs
内でシェルセッションを開始します。このセッションから、追加のリカバリーアクションを手動で実行できます。
手順:
ダンプが失敗した場合に実行するアクションを設定するには、
/etc/kdump.conf
ファイルを編集して、failure_action
オプションの 1 つを指定します。-
failure_action reboot
-
failure_action halt
-
failure_action poweroff
-
failure_action shell
-
failure_action dump_to_rootfs
-
変更を有効にするには、
kdump
サービスを再起動します。# kdumpctl restart