17.4. Fujitsu PRIMEQUEST システムにおける sadump の使用
Fujitsu sadump
メカニズムは、kdump
が正常に完了しないイベントで fallback
ダンプキャプチャーを提供するように設計されています。sadump
メカニズムは、システムの ManageMent Board (MMB) インターフェイスから手動で呼び出します。MMB を使用して、Intel 64 または AMD 64 サーバーの場合と同様に kdump
を設定し、sadump
を有効にします。
手順
sadump
に対してkdump
が予想どおりに起動するように/etc/sysctl.conf
ファイルで以下の行を追加または編集します。kernel.panic=0 kernel.unknown_nmi_panic=1
警告特に、
kdump
の後にシステムが再起動しないようにする必要があります。kdump
がvmcore
ファイルの保存に失敗した後にシステムが再起動すると、sadump
を呼び出すことができなくなります。/etc/kdump.conf
のfailure_action
パラメーターをhalt
またはshell
として適切に設定します。failure_action shell
関連情報
- FUJITSU Server PRIMEQUEST 2000 Series インストールマニュアル