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4.2. LDAP から IdM への移行時のクライアント設定の計画

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Identity Management は、さまざまなレベルの機能性、柔軟性、安全性で多数の異なるクライアント設定に対応することができます。オペレーティングシステムと、IT メンテナンスの優先度に基づいて、各クライアントに最適な設定を決定します。クライアントの機能領域も考慮してください。開発マシンは通常、実稼働サーバーやユーザーラップトップとは異なる設定を必要とします。

重要

ほとんどの環境では、クライアントが IdM ドメインに接続する方法が混在しています。管理者は各クライアント別に最適となるシナリオを決定しなければなりません。

4.2.1. 初期の移行前のクライアント設定

Identity Management (IdM) でクライアント設定の詳細を決定する前に、現在の移行前設定の詳細を確立します。

移行予定の LDAP デプロイメントの初期の状態の場合、ほとんど全てに ID および認証サービスを提供している LDAP サービスがあります。

図4.1 基本的な LDAP ディレクトリーとクライアント設定

IPA 移行の初期状態

Linux および Unix のクライアントは PAM_LDAP と NSS_LDAP ライブラリーを使用して、LDAP サービスに直接接続します。これらのライブラリーにより、クライアントは、/etc/passwd または /etc/shadow にデータが格納されているかのように LDAP ディレクトリーからユーザー情報を取得できます。現実的には ID 検索に LDAP、認証に Kerberos や別の設定を使用している場合など、インフラストラクチャーはもう少し複雑になる場合があります。

Identity Management (IdM)サーバーは、特にスキーマサポートとディレクトリーツリーの構造では、LDAP ディレクトリーとは異なります。これらの相違点の背景については 、LDAP から IdM への移行時のクライアント設定の計画 のIdM と標準 LDAP ディレクトリー の比較 セクションを参照してください。このような相違は、特にディレクトリーツリーのデータに影響を及ぼし、エントリー名に影響を及ぼします。ただし、この相違はクライアントの設定、およびクライアントの IdM への移行にはほとんど影響を及ぼしません。

4.2.3. 推奨設定以外で対応している設定

Mac、Solaris、HP-UX、AIX、Scientific Linux などの Unix および Linux システムでは IdM で管理されるすべてのサービスに対応していますが SSSD は使用しません。同様に、古い Red Hat Enterprise Linux (RHEL) バージョン (特に 6.1 および 5.6) は SSSD に対応していますが、IdM を ID プロバイダーとしてサポートしていない古いバージョンがあります。

システムで最新バージョンの SSSD を使用できない場合は、以下の方法でクライアントを設定できます。

  • クライアントは、nss_ldap を使用して、ID 検索で LDAP ディレクトリーサーバーであるかのように IdM サーバーに接続します。
  • クライアントは、pam_krb5 を使用して、通常の Kerberos KDC であるかのように IdM サーバーに接続します。

IdM サーバーを ID プロバイダーおよび Kerberos 認証ドメインとして使用するように古いバージョンの SSSD を持つ RHEL クライアントを設定する方法は、RHEL 7 システムレベルの認証ガイドSSSD の ID プロバイダーおよび認証プロバイダー セクションを参照してください。

図4.3 LDAP および Kerberos を使用するクライアントおよび IdM

migr ldap

一般的には、クライアントで可能な限り安全な設定を使用することがベストプラクティスとなります。これは、ID の SSSD または LDAP、および認証の Kerberos を意味します。ただし、メンテナンス状況や IT 構造によっては、最も単純な例 (クライアントで nss_ldap ライブラリーおよび pam_ldap ライブラリーを使用して ID と認証の両方を提供するように LDAP を設定) に頼る必要があります。

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