15.7.4. 仮想マシンでの NUMA の設定


以下の方法は、RHEL 9 ホストで、仮想マシンの Non-Uniform Memory Access (NUMA) 設定の設定に使用できます。

使いやすさのため、自動化ユーティリティーとサービスを使用して、仮想マシンの NUMA を設定できます。ただし、手動で NUMA を設定すると、パフォーマンスが大幅に向上する可能性が高くなります。

前提条件

  • ホストが NUMA 対応のマシンである。これを確認するには、virsh nodeinfo コマンドを使用して、NUMA cell(s) の行を確認します。

    # virsh nodeinfo
    CPU model:           x86_64
    CPU(s):              48
    CPU frequency:       1200 MHz
    CPU socket(s):       1
    Core(s) per socket:  12
    Thread(s) per core:  2
    NUMA cell(s):        2
    Memory size:         67012964 KiB

    行の値が 2 以上であると、そのホストは NUMA に対応しています。

  • オプション: ホストに numactl パッケージがインストールされている。

    # dnf install numactl

手順

自動方式

  • 仮想マシンの NUMA ポリシーを Preferred に設定します。たとえば、testguest5 仮想マシンを設定するには、次のコマンドを実行します。

    # virt-xml testguest5 --edit --vcpus placement=auto
    # virt-xml testguest5 --edit --numatune mode=preferred
  • numad サービスを使用して、メモリーリソースに合わせて仮想マシン CPU を自動的に調整します。

    # echo 1 > /proc/sys/kernel/numa_balancing
  • numad サービスを起動して、メモリーリソースに合わせて仮想マシン CPU を自動的に調整します。

    # systemctl start numad

手動方式

NUMA 設定を手動で調整する場合は、特定の仮想マシンにどのホスト NUMA ノードを割り当てるかを指定できます。これにより、仮想マシンの vCPU によるホストメモリーの使用率が向上します。

  1. オプション: numactl コマンドを使用して、ホスト上の NUMA トポロジーを表示します。

    # numactl --hardware
    
    available: 2 nodes (0-1)
    node 0 size: 18156 MB
    node 0 free: 9053 MB
    node 1 size: 18180 MB
    node 1 free: 6853 MB
    node distances:
    node   0   1
      0:  10  20
      1:  20  10
  2. 仮想マシンの XML 設定を編集して、特定の NUMA ノードに CPU およびメモリーリソースを割り当てます。たとえば、次の設定では、testguest6 が NUMA ノード 0 の仮想 CPU 0 - 7 と NUMA ノード 1 の仮想 CPU 8 - 15 を使用するように指定します。両方のノードに 16 GiB の仮想マシンメモリーも割り当てます。

    # virsh edit <testguest6>
    
    <domain type='kvm'>
      <name>testguest6</name>
      ...
      <vcpu placement='static'>16</vcpu>
      ...
      <cpu ...>
        <numa>
          <cell id='0' cpus='0-7' memory='16' unit='GiB'/>
          <cell id='1' cpus='8-15' memory='16' unit='GiB'/>
        </numa>
      ...
    </domain>
  3. 仮想マシンが実行中の場合は、再起動して設定を適用します。
注記

最高のパフォーマンス結果を得るために、ホスト上の各 NUMA ノードの最大メモリーサイズに従うことを推奨します。

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