検索

4.8. Metrics RHEL システムロールを使用して PMIE Webhook を設定する

download PDF

前提条件

  • コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
  • 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
  • 管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する sudo 権限がある。
  • Ansible インベントリーでは、servers および metrics_monitor ホストグループを定義しました。この例では、servers グループには server-node-01.example.comserver-node-02.example.com が含まれます。metrics_monitor グループには、pcp-monitor-node-01.example.com が含まれます。

手順

  1. 次の内容を含む Playbook ファイル (例: ~/playbook.yml) を作成します。

    ---
    - name: Configure PCP webhooks
      hosts: servers
      tasks:
        - name: Configure PCP metrics recording
          ansible.builtin.include_role:
            name: rhel-system-roles.metrics
          vars:
            metrics_retention_days: 7
            metrics_manage_firewall: true
    
    
    - name: Configure the PMIE webhooks
      hosts: metrics_monitor
      tasks:
        - name: Configure the monitoring node
          ansible.builtin.include_role:
            name: redhat.rhel_system_roles.metrics
          vars:
            metrics_manage_firewall: true
            metrics_retention_days: 7
            metrics_monitored_hosts:  "{{ groups['servers'] }}"
            metrics_webhook_endpoint: "http://<webserver>:<port>/<endpoint>"

    サンプル Playbook で指定されている設定は次のとおりです。

    metrics_manage_firewall
    true の場合、firewall RHEL システムロールは、metrics ロールが使用するポートを管理します。
    metrics_retention_days
    収集されたメトリクスを保持する日数。
    metrics_monitored_hosts
    監視システムが監視するホスト。
    metrics_webhook_endpoint
    検出されたパフォーマンス問題に関する通知が送信される Webhook エンドポイント。デフォルトでは、これらの検出はローカルシステムにのみ記録されます。

    Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの /usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.metrics/README.md ファイルを参照してください。Playbook は、pcp-monitor-node-01.example.com ホストを、それ自体と server-node-01.example.com システムおよび server-node-02.example.com システムの中央監視サイトとして設定します。Playbook は、3 つのシステムすべてに対して global webhook_action および global webhook_endpoint PMIE 設定オプションも設定し、PMIE サービスを再起動して変更を適用します。

  2. Playbook の構文を検証します。

    $ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml

    このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。

  3. Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook ~/playbook.yml

検証

  1. pcp-monitor-node-01.example.com の設定概要を確認します。

    [root@pcp-monitor-node-01 ~]# pcp summary
    Performance Co-Pilot configuration on pcp-monitor-node-01.example.com:
    
     platform: Linux pcp-monitor-node-01.example.com 5.14.0-427.el9.x86_64 #1 SMP PREEMPT_DYNAMIC Fri Feb 23 01:51:18 EST 2024 x86_64
     hardware: 8 cpus, 1 disk, 1 node, 1773MB RAM
     timezone: CEST-2
     services: pmcd pmproxy
     pmcd: Version 6.2.0-1, 12 agents, 6 clients
     pmda: root pmcd proc pmproxy xfs linux nfsclient mmv kvm jbd2
           	dm openmetrics
     pmlogger: primary logger: /var/log/pcp/pmlogger/pcp-monitor-node-01.example.com/20240510.16.25
               server-node-01.example.com: /var/log/pmlogger/server-node-01.example.com/20240510.16.25
               server-node-02.example.com: /var/log/pmlogger/server-node-02.example.com/20240510.16.25
     pmie: primary engine: /var/log/pcp/pmie/pcp-monitor-node-01.example.com/pmie.log
           server-node-01.example.com: : /var/log/pcp/pmie/server-node-01.example.com/pmie.log
           server-node-02.example.com: : /var/log/pcp/pmie/server-node-02.example.com/pmie.log

    概要の最後の 3 行は、PMIE が 3 つのシステムすべてを監視するように設定されていることを示しています。

  2. global webhook_action PMIE 設定オプションが有効になっていることを確認します。

    [root@pcp-monitor-node-01 ~]# grep webbook_action /var/lib/pcp/config/pmie/config.default
    // 0 global webhook_action = yes
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.