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20.11. Ansible Playbook を使用して IdM クライアントでの IdM ユーザーの sudo アクセスを確認する

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Identity Management (IdM) では、特定の IdM ホストの IdM ユーザーアカウントに sudo アクセスが付与されるようにできます。

この手順では、idm_user_reboot という名前の sudo ルールが存在するように設定します。このルールは、idmclient マシンで /usr/sbin/reboot コマンドを実行するパーミッションを idm_user に付与します。

前提条件

手順

  1. inventory.file などのインベントリーファイルを作成し、そこに ipaservers を定義します。

    [ipaservers]
    server.idm.example.com
  2. sudo コマンドを 1 つまたは複数追加します。

    1. ensure-reboot-sudocmd-is-present.yml Ansible Playbook を作成し、sudo コマンドの IdM データベースに /usr/sbin/reboot コマンドが存在するようにします。この手順は、/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/sudocmd/ensure-sudocmd-is-present.yml ファイルのサンプルをコピーして変更し、簡素化できます。

      ---
      - name: Playbook to manage sudo command
        hosts: ipaserver
      
        vars_files:
        - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml
        tasks:
        # Ensure sudo command is present
        - ipasudocmd:
            ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}"
            name: /usr/sbin/reboot
            state: present
    2. Playbook を実行します。

      $ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i path_to_inventory_directory/inventory.file path_to_playbooks_directory/ensure-reboot-sudocmd-is-present.yml
  3. コマンドを参照する sudo ルールを作成します。

    1. sudo コマンドエントリーを使用して sudo ルールが存在することを確認する ensure-sudorule-for-idmuser-on-idmclient-is-present.yml Ansible Playbook を作成します。sudo ルールは、 idm_useridmclient マシンを再起動することを許可します。この手順は、/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/sudorule/ensure-sudorule-is-present.yml ファイルのサンプルをコピーして変更し、簡素化できます。

      ---
      - name: Tests
        hosts: ipaserver
      
        vars_files:
        - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml
        tasks:
        # Ensure a sudorule is present granting idm_user the permission to run /usr/sbin/reboot on idmclient
        - ipasudorule:
            ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}"
            name: idm_user_reboot
            description: A test sudo rule.
            allow_sudocmd: /usr/sbin/reboot
            host: idmclient.idm.example.com
            user: idm_user
            state: present
    2. Playbook を実行します。

      $ ansible-playbook -v -i path_to_inventory_directory/inventory.file path_to_playbooks_directory/ensure-sudorule-for-idmuser-on-idmclient-is-present.yml

検証

idm_usersudo を使用して idmclient を再起動できることを確認し、IdM サーバーに存在するように設定した sudo ルールが idmclient で機能することをテストします。サーバーに加えられた変更がクライアントで反映されるまで数分かかる場合があります。

  1. idmclientidm_user としてログインします。
  2. sudo を使用してマシンを再起動します。プロンプトが表示されたら、idm_user のパスワードを入力します。

    $ sudo /usr/sbin/reboot
    [sudo] password for idm_user:

sudo が正しく設定されている場合には、マシンが再起動します。

関連情報

  • /usr/share/doc/ansible-freeipa/ ディレクトリーの README-sudocmd.md ファイル、README-sudocmdgroup.md ファイル、および README-sudorule.md ファイルを参照してください。
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