27.8. Ansible Playbook を使用して IdM DNS で正引きおよび逆引きルックアップゾーンの同期を無効にする手順
以下の手順に従って、Ansible Playbook を使用して、正引きおよび逆引きルックアップゾーンが IdM DNS で同期されないようにします。
前提条件
次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定した。
- Ansible バージョン 2.14 以降を使用している。
-
Ansible コントローラーに
ansible-freeipa
パッケージがインストールされている。 - ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル を作成している (この例の場合)。
-
この例では、secret.yml Ansible vault に
ipaadmin_password
が保存されていることを前提としています。
-
ターゲットノード (
ansible-freeipa
モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。 - IdM 管理者パスワードを把握している。
- IdM 環境に統合 DNS サーバーが含まれている。
手順
/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/dnsconfig
ディレクトリーに移動します。$ cd /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/dnsconfig
インベントリーファイルを開き、設定する IdM サーバーが
[ipaserver]
セクションに記載されていることを確認します。たとえば、Ansible に対して server.idm.example.com を設定するように指示するには、次のコマンドを実行します。[ipaserver] server.idm.example.com
Ansible Playbook ファイル (disallow-reverse-sync.yml) のコピーを作成します。以下に例を示します。
$ cp disallow-reverse-sync.yml disallow-reverse-sync-copy.yml
- disallow-reverse-sync-copy.yml ファイルを開きます。
ipadnsconfig
タスクセクションに以下の変数を設定して、ファイルを調整します。-
ipaadmin_password
変数は IdM 管理者パスワードに設定します。 allow_sync_ptr
変数を no に設定します。以下は、今回の例で使用するように変更した Ansible Playbook ファイルです。
--- - name: Playbook to disallow reverse record synchronization hosts: ipaserver become: true tasks: - name: Disallow reverse record synchronization. ipadnsconfig: ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}" allow_sync_ptr: no
-
- ファイルを保存します。
Playbook を実行します。
$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i inventory.file disallow-reverse-sync-copy.yml
関連情報
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/usr/share/doc/ansible-freeipa/
ディレクトリーのREADME-dnsconfig.md
ファイル -
サンプルの Playbook は、
/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/dnsconfig
ディレクトリーを参照してください。