9.5. Ansible を使用した IdM ホストグループの automember ルールに条件が存在することの確認
以下の手順に従って、Ansible を使用して、IdM ホストグループの automember ルールに条件が存在することを確認します。この例では、FQDN
が .*.idm.example.com のホストが、primary_dns_domain_hosts ホストグループのメンバーであることと、FQDN
が .*.example.org であるホストが primary_dns_domain_hosts ホストグループのメンバーではないことを確認する方法を説明します。
前提条件
-
IdM
admin
のパスワードを把握している。 - primary_dns_domain_hosts ホストグループおよび automember ホストグループルールが IdM に存在します。
次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定した。
- Ansible バージョン 2.14 以降を使用している。
-
Ansible コントローラーに
ansible-freeipa
パッケージがインストールされている。 - ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル を作成している (この例の場合)。
-
この例では、secret.yml Ansible vault に
ipaadmin_password
が保存されていることを前提としています。
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ターゲットノード (
ansible-freeipa
モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。
手順
~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに移動します。
$ cd ~/MyPlaybooks/
/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/automember/
ディレクトリーにあるautomember-hostgroup-rule-present.yml
Ansible Playbook ファイルをコピーします。$ cp /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/automember/automember-hostgroup-rule-present.yml automember-hostgroup-rule-present-copy.yml
-
automember-hostgroup-rule-present-copy.yml
を開いて編集します。 ipaautomember
タスクセクションで次の変数を設定して、ファイルを調整します。-
ipaadmin_password
変数は IdMadmin
のパスワードに設定します。 -
name
変数を primary_dns_domain_hosts に設定します。 -
automember_type
を hostgroup に設定します。 -
state
変数はpresent
に設定されていることを確認します。 -
action
変数がmember
に設定されていることを確認します。 -
inclusive
key
変数がfqdn
に設定されていることを確認します。 -
対応する
inclusive
expression
変数を.*.idm.example.comに設定します。 -
exclusive
key
変数をUID
に設定します。 -
対応する
exclusive
expression
変数を .*.example.org に設定します。
以下は、今回の例で使用するように変更した Ansible Playbook ファイルです。
--- - name: Automember user group rule member present hosts: ipaserver vars_files: - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml tasks: - name: Ensure an automember condition for a user group is present ipaautomember: ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}" name: primary_dns_domain_hosts automember_type: hostgroup state: present action: member inclusive: - key: fqdn expression: .*.idm.example.com exclusive: - key: fqdn expression: .*.example.org
-
- ファイルを保存します。
Ansible Playbook を実行します。Playbook ファイル、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納するファイル、およびインベントリーファイルを指定します。
$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i inventory automember-hostgroup-rule-present-copy.yml
関連情報
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/usr/share/doc/ansible-freeipa/
ディレクトリーのREADME-automember.md
ファイルを参照してください。 -
/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/automember
ディレクトリーを参照してください。