5.5. 特定サイズのイメージの作成
特定サイズのディスクイメージを作成するには、次の要件が満たされていることを確認する必要があります。
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ビルド要求で正確な
[Image size]
を指定する必要があります。 - カスタマイズとして定義するマウントポイントで、合計サイズよりも小さいサイズを指定する必要があります。これが必要なのは、パーティションテーブル、パーティション、およびその他のエンティティーで、メタデータとヘッダー用に追加の領域が必要になることが多く、すべてのマウントポイントを収容するのに必要な領域が、パーティションのサイズの合計よりも常に大きくなるためです。ただし、必要な追加領域の正確なサイズは、イメージの種類など、さまざまな要因によって異なります。
TOML ファイルで特定サイズのディスクイメージを作成する手順の概要は次のとおりです。
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[Image size]
パラメーターを希望のサイズに設定します。 -
マウントポイントの必要な最小サイズを指定してマウントポイントを追加します。
/usr
マウントポイントがない場合は、サイズの合計がイメージサイズより 3.01 GiB 以上小さくなるようにします。ある場合は、1.01 GiB 以上小さくなるようにします。0.01 MiB の余裕があれば、ヘッダーとメタデータ用に予約される可能性がある追加の領域にも十分に対応できます。 -
/
マウントポイントのサイズは指定しないでください。
これにより、必要なサイズのパーティションテーブルを持つディスクが作成され、必要なマウントポイントに合わせて各パーティションのサイズが設定されます。ルートパーティション (ルート LVM 論理ボリューム) は少なくとも 3 GiB になります (/usr
が指定されている場合は 1 GiB)。詳細は、パーティションについて を参照してください。
- パーティションテーブルに LVM ボリュームグループ (VG) がない場合、残りの領域を埋めるためにルートパーティションが拡張されます。
- パーティションテーブルに LVM ボリュームグループ (VG) が含まれている場合、その VG には、任意の論理ボリュームを拡張するために使用できる未割り当てのエクステントが存在します。