5.4. ファイルシステムのカスタマイズオプション
ファイルシステムのカスタマイズオプションは、Image Builder でビルドしたイメージの最終的なパーティションテーブルを指定するものです。このカスタマイズオプションは、次の要素の組み合わせによって決定されます。
- 特定のイメージタイプの基本パーティションテーブル。
関連するブループリントのカスタマイズ:
- パーティションモード。
- ファイルシステムのカスタマイズ。
ビルド要求のイメージサイズパラメーター:
-
コマンドラインでは、これは
composer-cli compose start
コマンドの--size
オプションです。
-
コマンドラインでは、これは
以下では、これらの要素がパーティションテーブルの最終的なレイアウトにどのように影響するかについて説明します。
- パーティションテーブルの変更
次の点を考慮してパーティションテーブルを変更できます。
- パーティションモード
パーティションモードは、イメージタイプのデフォルトレイアウトからパーティションテーブルをどのように変更するかを制御するものです。
-
raw
パーティションタイプは、どのパーティションも LVM に変換しません。 -
lvm
パーティションタイプは、常に/
ルートマウントポイントを含むパーティションを LVM ボリュームグループに変換し、ルート論理ボリュームを作成します。/boot
を除き、追加のマウントポイントは新しい論理ボリュームとしてボリュームグループに追加されます。 auto-lvm
モードはデフォルトのモードです。ファイルシステムのカスタマイズで新しいマウントポイントが定義されている場合にのみ、raw パーティションテーブルを LVM ベースのものに変換します。詳細は、マウントポイント の項目を参照してください。- マウントポイント
ブループリントのファイルシステムのカスタマイズを使用して、新しいファイルシステムと最小パーティションサイズを定義できます。デフォルトでは、新しいマウントポイントが作成されると、パーティションテーブルが自動的に LVM に変換されます。詳細は、パーティションモード の項目を参照してください。
- イメージサイズ: パーティションテーブルの最小サイズは、ディスクイメージのサイズです。イメージの最終的なサイズは、サイズパラメーターの値か、すべてのパーティションとそれに関連付けられたメタデータの合計のうち、どちらか大きいほうによって決まります。