15.2. dnf の使用
rhel9/rhel-bootc
コンテナーイメージには dnf
が含まれています。使用例はいくつかあります。
- コンテナービルドの一部として
dnf
を使用する -
Containerfile で
RUN dnf install
ディレクティブを使用できます。 - 実行時に
dnf
を使用する
dnf
のバージョンによって機能が異なります。error: can’t create transaction lock on /usr/share/rpm/.rpm.lock (Read-only file system)
というエラーが発生する場合があります。
bootc-usr-overlay
コマンドを使用すると、/usr
ディレクトリー用の書き込み可能なオーバーレイファイルシステムを作成できます。dnf install
はこのオーバーレイに書き込みます。この機能を使用してデバッグツールをインストールできます。再起動すると変更内容が失われることに注意してください。
- ストレージの設定
サポートされているストレージテクノロジーは次のとおりです。
-
xfs
/ext4
- 論理ボリューム管理 (LVM)
- Linux Unified Key Setup (LUKS)
-
ホストシステムに他のストレージパッケージを追加できます。
-
bootc-image-builder
を使用したストレージ bootc-image-builder ツールを使用してディスクイメージを作成できます。パーティションとレイアウトに使用できる設定は、比較的固定されています。デフォルトのファイルシステムタイプは、コンテナーイメージの bootc インストール設定から取得されます。
bootc install を使用したストレージ 一律のストレージ設定には、bootc install to-disk
コマンドを使用できます。より高度なインストールには、bootc install to-filesytem
コマンドを使用できます。詳細は、to-filesystem
を使用した高度なインストール を参照してください。