9.3.3. リアルタイムプロファイルで NUMA ごとにハウスキーピングを調整する


リアルタイムプロファイルで、NUMA ノードごとに設定されたハウスキーピング CPU を調整できます。これにより、ハウスキーピングタスクが NUMA ノード全体に均等に分散され、システムのパフォーマンスが最適化されます。

これは、競合を減らし、全体的なパフォーマンスを向上させるのに役立つため、複数の NUMA ノードを持つシステムに特に役立ちます。

デフォルトのリアルタイム tuned プロファイルは、NUMA ノードごとに 1 つのハウスキーピング CPU を予約します (hk_per_numa=1)。コンテナーのワークロードに使用できる CPU をさらに増やす必要がある場合は、この動作を変更できます。

前提条件

  • ホストマシンは Red Hat Enterprise Linux バージョン 9.6 以降で実行されている。
  • tuned サービスを実行している。
  • rteval コンテナーがインストールされ、実行されている。
  • podman サービスが実行されている。
  • tuned-profiles-realtime パッケージがインストールされている。

手順

  1. realtime-variables.conf ファイルを変更して、NUMA ノードごとに設定されたハウスキーピング CPU を調整します。

    • /etc/tuned にある realtime-variables.conf ファイルをテキストエディターで開きます。

      $ sudo vi /etc/tuned/realtime-variables.conf
    • isolated_cores 変数を見つけます。これは、デフォルトで 1 に設定され、NUMA ノードごとに 1 つのコアが、分離またはハウスキーピング以外の用途のために予約されることを意味します。この値を増やすことはできますが、NUMA ノードごとの CPU の合計数より小さくする必要があります。

      次の例では、NUMA ノードごとに 24 個のコアを持つシステムで、isolated_cores3 に設定します。

      isolated_cores=${f:calc_isolated_cores:3}
  2. 変更を保存してファイルを閉じます。
  3. tuned リアルタイムプロファイルを再適用します。

    $ sudo tuned-adm profile realtime

    その結果、テスト中に合計 6 個の CPU (NUMA ノードごとに 3 個) が負荷を生成し、残りのコアはシステムが isolcpus セット用に予約します。この設定は測定に使用されます。場合によっては、混合優先順位設定により、isolcpus セットではなく、カスタムトポロジーでコンテナーがデプロイされることがあります。

    または、ノードごとの自動カウントに頼るのではなく、カスタム CPU 範囲を手動で指定することもできます。これにより、分離されたコアを完全に制御できるようになり、不均一なトポロジーや特殊な CPU レイアウトを持つシステムの微調整が容易になります。

検証

  1. realtime-variables.conf ファイルの変更を確認します。
  2. システムを再起動して変更を適用します。
  3. /proc/cmdline ファイルを表示して、isolcpus の設定を確認します。

    $ cat /proc/cmdline
    BOOT_IMAGE=(hd0,gpt2)/vmlinuz-5.XX.X-XX.X.X.el9_6.x86_64+rt root=/dev/mapper/rhel_rt--qe--11-root ro  crashkernel=1G-4G:192M,4G-64G:256M,64G-:512M resume=UUID=00cbf36d-ffaa-4285-a381-5c1d868eb3e3 rd.lvm.lv=rhel_rt-qe-11/root rd.lvm.lv=rhel_rt-qe-11/swap console=ttyS0,115200n81 skew_tick=1 tsc=reliable rcupdate.rcu_normal_after_boot=1 isolcpus=managed_irq,domain,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,46,47 intel_pstate=disable nosoftlockup
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