第27章 TCP パフォーマンスのスパイクの低減
TCP タイムスタンプを生成すると、TCP パフォーマンスのスパイクが発生する可能性があります。sysctl
コマンドは、TCP 関連のエントリーの値を制御し、/proc/sys/net/ipv4/tcp_timestamps
にあるタイムスタンプカーネルパラメーターを設定します。
前提条件
- 管理者権限がある。
27.1. TCP タイムスタンプの無効化
TCP タイムスタンプを無効にすると、TCP パフォーマンスの急激な変化を低減できます。
手順
TCP タイムスタンプをオフにします。
sysctl -w net.ipv4.tcp_timestamps=0
# sysctl -w net.ipv4.tcp_timestamps=0 net.ipv4.tcp_timestamps = 0
Copy to Clipboard Copied! この出力は、
net.ip4.tcp_timestamps
オプションの値が0
であることを示しています。つまり、TCP タイムスタンプが無効です。