2.3. 利用可能な RPM パッケージ
本セクションでは、Red Hat Enterprise Linux for Real Time のリポジトリーで利用可能な RPM パッケージの一覧を紹介します。
Red Hat Enterprise Linux for Real Time Specific 列は、RPM が標準の Red Hat Enterprise Linux 7 メンテナンスストリームと異なるか、または標準のカーネルには該当しないかを示します。この列の
No は、RPM が Red Hat Enterprise Linux 7 で同等に実行されることを示しています。
Required 列は、Red Hat Enterprise Linux for Real Time の動作の修正にパッケージが必要であるかどうかを示します。この列の
No は、使用方法が任意であることを示します。
| RPM パッケージ名 | 詳細 | Red Hat Enterprise Linux for Real Time 固有かどうか。 | 必須かどうか |
|---|---|---|---|
kernel-rt | 低レイテンシーおよびプリエンプション機能 | はい | はい |
kernel-rt-doc | Red Hat Enterprise Linux for Real Time ドキュメント | はい | 推奨 |
以下のパッケージには、Red Hat Enterprise Linux for Real Time で使用するテストプログラムが含まれています。
| RPM パッケージ名 | 詳細 |
|---|---|
kernel-rt-devel | カーネル開発用のヘッダーおよびライブラリー |
kernel-rt-trace | トレース関数を含む Red Hat Enterprise Linux for Real Time カーネル |
kernel-rt-trace-devel | トレースカーネル開発に使用するヘッダーおよびライブラリー |
kernel-rt-debug | デバッグ関数を含む Red Hat Enterprise Linux for Real Time カーネル (低速) |
kernel-rt-debug-devel | デバッグカーネル開発に使用するヘッダーおよびライブラリー |
rt-tests | システムレイテンシーを測定し、優先度が継承されているミューテックスを適切に機能させるためのユーティリティー |
以下のパッケージセットは oprofile、systemtap、crash、およびカーネルの crashdump を分析するユーティリティーに提供されています。デバッグパッケージはシンボルテーブルで構成されており、非常に大きくなります。このため、他の Red Hat Enterprise Linux for Real Time パッケージとは別に提供されます。
これらのパッケージは、
Red Hat Enterprise Linux for Real Time - Debug RPMs リポジトリーから見つかり、ダウンロードできます。
| RPM パッケージ名 | 詳細 |
|---|---|
kernel-rt-debuginfo | oprofile や systemtap などのプロファイリングおよびデバッグが使用するシンボル |
kernel-rt-trace-debuginfo | プロファイリングおよび追跡用シンボル |
kernel-rt-debug-debuginfo | プロファイリングおよび追跡用シンボル |
kernel-rt-debuginfo-common | 他の debuginfo パッケージ間で共有される一般的な debuginfo ファイル |
重要
Red Hat Enterprise Linux for Real Time を実行するために 表2.2「Red Hat Enterprise Linux for Real Time Development およびテストパッケージ」、および 表2.3「Red Hat Enterprise Linux for Real Time デバッグパッケージ」 のパッケージは必須ではありません。これらは診断ツールとしてのみ提供されるため、通常は必要ありません。-trace または -debug カーネルパッケージを使用するとパフォーマンスに悪影響を及ぼすため、リアルタイムカーネルの使用によるメリットが少なくなります。