第1章 プロセッサーコア


プロセッサーコア は、コンピューター内の物理処理ユニット (CPU) です。コアはマシンコードの実行を行います。ソケット は、プロセッサーとコンピューターのマザーボードとの間の接続です。ソケットは、プロセッサーが配置されるマザーボードの場所です。1 つのコアプロセッサーが物理的に 1 つのソケットを占有しており、1 つのコアを利用できます。クアッドコアプロセッサーは物理的に 1 つのソケットを占有しており、4 つのコアを利用できます。
リアルタイムアプリケーションを設計する場合は、利用可能なコアの数を考慮してください。また、コア間でキャッシュがどのように共有されるか、およびコアが物理的に接続されている方法に注意することが重要です。
アプリケーションで複数のコアが利用できる場合は、スレッドまたはプロセスを使用してその利点を活用します。このコンストラクトを使用せずにプログラムが作成された場合には、一度に 1 つのプロセッサーでのみ実行されます。マルチコアプラットフォームを使用すると、異なるタイプの操作に異なるコアを使用して、利点を得ることができます。

1.1. キャッシュ

多くの場合、アプリケーションのさまざまなスレッドは、データ構造などの共有リソースへのアクセスを同期する必要があります。この場合、システムのキャッシュレイアウトを把握することでパフォーマンスを向上できます。Tuna ツールを使用すると、キャッシュレイアウトの判断に役立ちます。対話するスレッドをコアにバインドして、キャッシュを共有するようにします。キャッシュ共有 は、相互除外プリミティブ (mutex、condvar、または同様の )とデータ構造自体が同じキャッシュを使用するようにすることで、メモリー障害を軽減します。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.