前書き
本ガイドでは、Red Hat Enterprise Linux for Real Time の使用について説明します。
多くの業界や組織には、非常に高いパフォーマンスコンピューティングが必要で、特に業界や通信業界で低かつ予測可能なレイテンシーが必要になる場合があります。レイテンシー (応答時間) は、イベントとシステム応答間の時間として定義され、通常マイクロ秒(μ)で測定されます。
Linux 環境で実行されているほとんどのアプリケーションでは、基本的なパフォーマンスチューニングにより、レイテンシーを十分に改善できます。レイテンシーが低くなるだけでなく、予測可能な機能も必要とする業界では、Red Hat は、これを提供する「ドロップイン」カーネル置き換えを開発しました。Red Hat Enterprise Linux for Real Time は、Red Hat Enterprise Linux 7 とのシームレスな統合を提供し、クライアントが組織内のレイテンシーを測定、設定、および記録する機会を提供します。