3.3. Opteron CPU での TSC タイマーの同期
AMD64 Opteron プロセッサーの現在の生成は、大きな
gettimeofday
スキューの影響を受けやすくなります。このスキューは cpufreq
、Time Stamp Counter (TSC) の両方が使用されている場合に発生します。Red Hat Enterprise Linux for Real Time は、すべてのプロセッサーが同じ頻度に同時に変更することで、このスキューを防ぐ方法を提供します。そのため、1 つのプロセッサーの TSC は、別のプロセッサーの TSC とは異なる速度で増加することはありません。
手順3.2 TSC タイマー同期の有効化
- 希望するテキストエディターで
/etc/default/grub
ファイルを開き、パラメーターGRUB_CMDLINE_LINUX
をclocksource=tsc powernow-k8.tscsync=1
変数に追加します。これにより、TSC の使用が強制され、同時にコアプロセッサーの周波数遷移が有効になります。GRUB_CMDLINE_LINUX="rd.md=0 rd.lvm=0 rd.dm=0 $([ -x /usr/sbin/rhcrashkernel-param ] && /usr/sbin/rhcrashkernel-param || :) rd.luks=0 vconsole.keymap=us rhgb quiet clocksource=tsc powernow-k8.tscsync=1"
- 変更を有効にするには、システムを再起動する必要があります。
関連する man ページ
詳細は、以下の man ページは本セクションに記載の情報に関連しています。
- gettimeofday(2)